金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年11月25日

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(5)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(4)より続く。


60本の深紅の薔薇(5)
 by 小林和美

実際のところは、仕事を整理して本当に良かった、という事態になってしまいました。

娘の第2子出産は胎盤の位置が悪くて帝王切開になってしまいました。


退院して我が家に戻ってきたら、なぜか咳をして「咳をするとおなか痛い」。

帝王切開してるんだから咳をすると痛いの当たり前じゃない。

「この家埃っぽいの?マンションでは何ともなかった。」

そんなはずはない、出産前は毎日のようにやって来ていたんだから。

とりあえずしばらく洗っていないカーテンは洗いましたが・・・。


そのうち、新生児も咳をしだしました。

しつこい咳。風邪?百日咳でした。

娘が産休に入ったとき、上の子は自動的に保育園で保育してもらえなくなりました。

母親が仕事なら、時間外でもお泊まりでも、少々熱があっても見てもらえる便利な保育園ですが、産休入ったのならママがお家にいるんだから面倒見れるでしょという理屈。

毎日保育園にお出かけして遊んでいた子が家の中にじっとしているわけがなく、娘は大きなおなかを抱えて公園に通っていました。

そのうち暑くなってきて公園で遊ぶのが無理になると、子供を遊ばせることのできる場所を転々とする毎日。

そのどこかで百日咳を拾ってきたみたいです。

上の子は予防接種のおかげでしょう、百日咳は発症しませんでした。

同居している私と主人も発症しませんでした。


それにしてもひどい咳でした。

0ヶ月の子が真っ赤な顔で咳き込むのを見ているのは本当にかわいそうでした。

1回経験すると忘れない発作です。


(続く)金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(6)
 
 
<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:08| その他