金沢大学 血液内科・呼吸器内科(研修医):一言お願いします!
金沢大学附属病院 血液内科・呼吸器内科(第三内科)
【病棟医長の新企画:一言お願いします!】
「後期研修医の独り言」がなかなか好評とのことで、ずいぶん前から「病棟の紹介記事を」とせっつかれていた病棟医長はとても肩身の狭い思いをしています。
この事態をなんとかせねばと、新企画を立ち上げることにしました。
題して、「一言お願いします!」。
病棟医長の強みを最大限に活かして、金沢大学附属病院 東病棟6階(血液内科・呼吸器内科病棟)に滞在中のメンバーから、こっそり本音を聞き出します。
記念すべきトップバッターは、初期研修医2年目の本藤先生です。まさに血液内科での研修を満喫しているといった感じの先生です。「本藤有智先生、一言お願いします!」
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血液内科研修報告
金沢大学附属病院研修医2年目 本藤有智
新緑の目にまぶしい5月、血液内科での研修も2ヶ月目を迎えた。重症の方の多い病棟である。当初、果たして自分についていけるのだろうかと、心配、不安は相当にあったが、周囲のフォローに助けられて、実りある研修生活を過ごしている。
熱心な教育姿勢
血液内科研修の概観を述べるとき、まず、驚くほど研修医・学生を歓迎する雰囲気に満ちていることがあげられる。どの医師からも、よくなってもらいたい、力をつけてもらいたいという熱意が感じられる。教授からしてそうなのだ。全体のカンファレンスの進行を止めてまで「今の話わかったかな」と学生や研修医の理解を確かめてくれる。大学時代から通じて、このような科がかつてあっただろうか。驚くべき教育姿勢である。
スタッフの満足度の高さ
さらに、今の状況に不満を漏らしている人が少ないのも良い。研修を受ける立場の者にとっては、スタッフが満足して働いているのか、裏を返せば、自分が将来そのスポットで仕事をしようとするとき、やりがいのある環境なのかどうか、スタッフの言動によるものが大きいのだが、あからさまな不満を口にする人が誰もいない。
学生との接点が多い
“教うるは学ぶの半ば”と古人は言ったが、学生が同じ場所で学んでいる影響は大きい。自然と指導する機会にも恵まれるし、指導医の説明もより丁寧になるため、自分の分かっていなかったことがハッキリする。後輩から思いもしない鋭い質問が飛び出し、幅広く学ぶ、絶好の機会を得ることもある。
女性医師が多く雰囲気がよい
女性の長所は優しさだと私は昔から思っている。女性が一人いるだけで、場の雰囲気が和らぎ、温かみのある空間になった経験をお持ちの方はいないだろうか。私が医師を目指したのも、優しい女医さんにあこがれてのことだった。女性の存在は、医局全体のムードを後押ししている。
他にもまだまだあるのだが、ざっと利点を挙げると、以上のようなものだろうか。金沢大学病院に来て一年。様々な科で研修を受けてきたが、血液内科では、他の科では味わえない楽しさ、やりがいがあり、躍動する日々を過ごしている。残る一ヶ月も、全力で研修に臨み、医師としてのスキルアップを図りたい。
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(以上)
本藤先生、どうもありがとうございました。ちょっとほめすぎですが、血液内科にとても好感を持っていただいていることがわかってホッとしました。
今年度の血液内科は、後期研修医の細川先生を筆頭に、初期研修医3名、クリクラ(6年生)4名、BSL(5年生)3名が、まさに屋根瓦方式での賑やかな研修・実習をしています。なかでも、「チーム本藤」は団結力を感じさせます。さて、次回は誰にお願いしようかな。
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:59| 研修医の広場 | コメント(0)