インパクトファクター:血栓止血関連雑誌(J Thromb Haemost他)
血液領域の欧文雑誌のうち、ごく一部の雑誌に関しまして、最新版のインパクトファクターを既に紹介させていただきました(インパクトファクター:血液関係欧文雑誌(Blood他))。
今回は、血栓止血領域の雑誌に関してインパクトファクターを紹介させていただきます。問題を生じない範囲で、ごくごく一部の雑誌のみです。
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008の順に(8年分です)インパクトファクターを記載いたします。
ARTERIOSCL THROM VAS 5.816 6.35 6.791 7.432 7.053 6.883 7.221 6.858
ATHEROSCLEROSIS 3.469 3.333 3.603 3.796 3.777 3.811 4.287 4.601
CRIT CARE ー ー ー 3.214 2.932 3.116 3.834 4.553
CRIT CARE MED 3.486 3.361 4.195 4.182 5.077 6.599 6.283 6.594
INTENS CARE MED 2.314 2.041 2.971 3.034 3.724 4.406 4.623 5.055
J THROMB HAEMOST ー ー ー 4.831 5.262 5.138 5.947 6.291
SEMIN THROMB HEMOST 2.147 2.497 1.906 2.018 2.007 2.733 3.202 3.695
THROMB HAEMOSTASIS 4.91 4.357 4.95 3.413 3.056 2.803 3.501 3.803
THROMB RES 1.446 1.494 1.71 1.541 2.012 2.058 2.038 2.449
国際血栓止血学会誌(J THROMB HAEMOST )は、初めてインパクトファクターが6を超えたのが注目されます。
THROMB HAEMOSTASISは、2003年までは、国際血栓止血学会雑誌だったのですが、2004年からJ THROMB HAEMOSTが国際血栓止血学会雑誌になっています。商業誌1年目の2004年目以降、インパクトファクターは落ち込んでいましたが、昨年、今回と復調しています。
Jが付くかどうかで別の雑誌ですので、分かりにくいですね。
整理してみたいと思います。
国際血栓止血学会誌は、以下の通りです。
2003年まで:Thromb Haemost
2004年以降:J Thromb Haemost
THROMB RES は、free journalですので、今後さらに伸びるのではないかと予想されています。
なお、救急医学領域の雑誌も紹介させていただきましたが、DIC関連の論文がしばしば掲載されるためです。
【リンク】
研修医の広場(金沢大学第三内科) ← 当科での研修の様子をご覧いただけます。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:19| 医学全般 | コメント(0)