金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2009年07月04日

金沢大学 血液内科・呼吸器内科(クリクラ):一言お願いします(7)

金沢大学 血液内科・呼吸器内科(研修医):一言お願いします(6)より続く。


【病棟医長の新企画:一言お願いします(7)】


本年度の第三内科(血液・呼吸器内科)クリニカルクラークシップ(クリクラ)には、総勢10名の6年生が配属されました。

こんなにたくさんの配属希望が あったのは初めてだったので、果たして指導が充分いきわたるかどうか、当初はとても心配していたのですが、三内スタッフや初期研修医の先生方が非常に熱心 にかかわってくれたおかげで、充実した臨床実習を経験してくれているようです。

今回からは第2タームに配属された3名の体験談を紹介します。

これまでは血液内科での体験談が続きましたが、今日は竹下君に呼吸器内科でのクリクラの様子を聞かせてもらおうと思います。「竹下健一君、一言お願いします!」


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金沢大学呼吸器内科でのクリニカルクラークシップ(第2ターム)を終えて
6年    竹下健一

私はBSLで呼吸器内科、外科とも選択しなかったため、クリクラで呼吸器内科を選択してみました。

実習内容に関しては学生の希望を聞いてくださるので、自分のペースで学びたい分野の実習を行うことができました。

私の場合、病棟で気管支喘息と肺癌の患者 さんの担当につかせて頂きました。BSLと違ってクリクラは4週間と期間が長いので、気管支喘息も発作直後から退院まで、wheezesの変化を日々聴診 しながら勉強することができました。

また、肺癌に関してはBSLでは担当にならないような難しい症例を勉強させて頂くことができました。

病棟以外では、毎 週気管支鏡検査を術者の隣で見学させて頂き、気管支の走行を立体的に理解することができました。

藤村先生をはじめ、先生方はとても熱心で、呼吸器カンファレンスでの1人の患者さんに対するディスカッションの濃さには驚きました。病棟や検査室でも分からなそうにしている僕に声をかけてくださり、色々教えてくださいました。どうもありがとうございました。

呼吸器の知識は将来どの科に進んだとしても必要になると思います。

私は実は小児科志望ですが、ここで学んだ気管支喘息の知識は将来きっと役に立つと思います。

そのような意味で呼吸器内科でのクリクラは志望科に関わらず、とても有意義な実習ができると思いました。
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竹下君、ありがとうございました。

呼吸器内科のクリクラは第三内科副病棟医長の西辻先生が全体のマネージメントをしてくれました。

今年は呼吸器内科への配属希望が竹下君のみだったことも あって、藤村先生をはじめスタッフ一同が彼の実習にいろいろと心配りをしてくれたようです。(実は、竹下君の評判が抜群によかったことも、大きな要因の一 つですが・・・。)竹下君にとっても、とてもお得な実習になったのではないでしょうか。

クリクラ配属希望にはどうも流行があるようですが、来年度はまた呼吸器内科の人気が復活してくれればと思います。もちろん、血液内科にもどしどし勉強しにきてください。

 

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【リンク】

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:04| 研修医の広場 | コメント(0)

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