2009年09月20日
von Willebrand病:医師国家試験 問題対策
血友病A&B:国試験対策から続く。
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<医学部学生対象>
血液内科(血栓止血領域)(9)
von Willebrand病(vWD) 【頻出】【重要疾患】
1. 常染色体性優性遺伝:
・男女とも発症。
・患者の母親も出血症状あれば、常・優【既出】
2. 粘膜出血:
・鼻出血,歯肉出血,消化管出血など。
・軽症例では、抜歯時などの止血困難で診断。
3. 出血時間の延長
・血小板粘着能の低下
・APTTの延長.PTや血小板数は正常【検査頻出】
・血小板凝集能のリストセチン凝集の低下
4. von Willebrand 因子 (vWF) の低下
・第VIII因子も低下!
5. 治療
・血漿由来血液凝固第VIII因子製剤(第VIII因子濃縮製剤だが、vWFも混入)【既出】
(商品名:コンファクトF)
・抗利尿ホルモン剤のDDAVP(デスモプレシン)【既出】
(続く)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:09| 医師国家試験・専門医試験対策 | コメント(0)