2010年03月17日
金沢大学血液・移植研究室(ワクチン療法):研究室紹介(5)
金沢大学血液・移植研究室(同種造血幹細胞移植):研究室紹介(4)から続く
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【血液・移植グループ(5)】
<白血病・リンパ腫に対するワクチン療法の開発>
白血病細胞や白血病細胞由来樹状細胞は、抑制性補助シグナル分子であるGITR (Glucocorticoid-induced TNFR-related protein)リガンドを発現することで、同種造血幹細胞移植後にドナー由来の白血病特異的細胞障害性T細胞の誘導を阻害していることを明らかにしました。
移植片対白血病効果の増強を目的として、抗GITR抗体を併用したCDK2ペプチド・ワクチンの臨床応用を計画しています。
(続く)
金沢大学血液・移植研究室(JAK2遺伝子変異):研究室紹介(6)へ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:26| 研修医の広場