金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2010年04月14日

国際血栓止血学会便り:第VIII因子インヒビターほか

国際血栓止血学会便り:血友病ほか  より続く

リンク;
播種性血管内凝固症候群(DIC)
血液凝固検査入門

凝固異常症の遺伝子解析
抗リン脂質抗体症候群(APS)

 

後天性血友病


第22回国際血栓止血学会(4)
(XXII Congress The International Society on Thrombosis and Haemostasis)

学会便り by 山崎雅英

 

現在の遺伝子組換え凝固因子製剤はおよそ2〜3日に1回の定期補充が必要ですが、lipo化製剤の開発治験が進んでおり、1週間に1回の定期補充で止血管理が可能となる可能性が高い、という血友病患者さんにとっては非常にうれしい報告がなされていました。

また、インヒビターを有する血友病症例に対する止血剤として用いられている、遺伝子組換え活性型凝固第VII因子製剤の第2世代薬として、長時間作用型および室温保存可能な製剤の報告もなされていました。


インヒビター陽性血友病症例においてインヒビターを消失させる方法として免疫寛容療法があります。

免疫寛容療法は大量の凝固因子製剤を投与することにより免疫寛容を成立させ、インヒビターを消失させる方法ですが、投与量・間隔についてまだ確立していません。

今回の学会では、国際共同研究の中有管報告がありました。比較的低容量の投与によっても60%の症例で免疫寛容が成立する、という結果であり、最終報告が期待されます。

 

私は1988年に。。。


(続く)

国際血栓止血学会便り:第23回(京都、池田康夫会長)

 

【リンク】

播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

血液凝固検査入門(図解シリーズ)

凝固異常症の遺伝子解析

抗リン脂質抗体症候群(APS)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:05| 血栓止血(血管診療) | コメント(0)

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