金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2010年09月22日

血液内科試験問題と解答(6)

血液内科試験問題と解答(6)

 
2. 

30歳の女性。
2年前に全身性エリテマトーデスと診断され、一日10mgのプレドニゾロンを内服していた。

1週間前から38℃台の発熱が出現。 下熱剤でも軽快せず、倦怠感が増強したためリウマチ内科を受診。

赤血球数210万/μl、Hb 5.6g/dl,Ht 24.6%、白血球数1200/μl、血小板数2.8万/μlであったため血液内科を紹介された。

 
HPS1

 
HPS2

 

骨髄塗抹標本(上図)から予想される検査所見はどれか。3つ選べ。



(a)    LDH値の上昇

(b)    網赤血球の増加

(c)    破砕赤血球の出現

(d)    凝固異常

(e)    フェリチンの上昇



 

 

 

 

(正答) a 、d、e

骨髄像:血球貪食症候群


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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:51| 医師国家試験・専門医試験対策