2011年02月12日
造血幹細胞(子供から)の採取:造血幹細胞移植入門(34)
造血幹細胞移植入門:造血幹細胞(子供から)の採取
特に子どもの患者に血縁者間同種造血幹細胞移植を計画する場合、15歳以下の子どもがドナーになることがあります。
その場合、親が説明を受け同意者となり、患者側の利益のみが優先されがちです。
しかし、その場合でも、ドナーである子どもの人権に十分配慮する必要があります。
1-15歳以下が小児ドナーとなります。
日本小児血液学会「健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針」に則り、ドナー候補者が10歳未満の場合、安全性を考慮し、長期の安全性が確立していない末梢血幹細胞採取は行ないません。
日本小児血液学会「健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針」. http://www.jsph.info/JSPH-SCT.html. 2010.
ドナー候補者が10歳以上の場合は、骨髄採取か末梢血幹細胞採取か選択できます。
また、1歳未満や重度の心身障害のある兄弟姉妹は、原則としてドナーになりません。
父または母が病気になり、15歳以下の子どもが親のドナーになる場合、親の同意だけでなく、原則として各施設の倫理委員会など第三者による客観的な判断が必要です。
その場合、親が説明を受け同意者となり、患者側の利益のみが優先されがちです。
しかし、その場合でも、ドナーである子どもの人権に十分配慮する必要があります。
1-15歳以下が小児ドナーとなります。
日本小児血液学会「健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針」に則り、ドナー候補者が10歳未満の場合、安全性を考慮し、長期の安全性が確立していない末梢血幹細胞採取は行ないません。
日本小児血液学会「健常小児ドナーからの造血幹細胞採取に関する倫理指針」. http://www.jsph.info/JSPH-SCT.html. 2010.
ドナー候補者が10歳以上の場合は、骨髄採取か末梢血幹細胞採取か選択できます。
また、1歳未満や重度の心身障害のある兄弟姉妹は、原則としてドナーになりません。
父または母が病気になり、15歳以下の子どもが親のドナーになる場合、親の同意だけでなく、原則として各施設の倫理委員会など第三者による客観的な判断が必要です。
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【リンク】金沢大学血液内科・呼吸器内科関連
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:38| 血液疾患(汎血球減少、移植他)