金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年06月05日

ハワイ大学(2):金沢大学第三内科留学便り

ハワイ大学(1):金沢大学第三内科留学便り より

 

<ハワイ大学留学便り>(2)

日常の臨床現場において一番重要視されるのがプレゼンテーションです。

朝、夕の患者の申し送り、レジデント同士のディスカッション、指導医との回診、毎日行われる各種のカンファレンスなど、研修の中で症例をわかりやすく、状況に応じて時には簡単に時には詳細にプレゼンすることが求められます。

私が日本にいた間は症例をプレゼンテーションする経験がすくなかったため、どのようにこの技術を磨くか大変苦労しました。

外国人医師のためにプレゼンテーションを指導するクラスが毎週あったので、そこで練習を繰り返しました。



医学論文の読み方について学ぶことができたことも有意義でした。

外来や病棟をローテーションしているときには必ずジャーナルクラブやEBMカンファレンスといった論文を読むカンファレンスがあります。

そこでは一つの論文を自分の症例に関連させた形で同僚に解説しなければなりません。

複数の指導医も同席し、それぞれの論文に対しての各自の考え、印象などを交え解説をしてくれることもあり大変勉強になります。



私は今年の夏で内科の研修を修了し、ハワイ大学の老年医学・医学教育の専門医プログラムに進むことがきまっています。

ハワイには、アメリカ本土から移ってこられる高齢者がたくさんいます。

このためかハワイ大学の老年医学プログラムは全米でも上位20位以内にランクされる有数のプログラムと聞いています。

このようなプログラムで研修ができることを今から楽しみにしています。

 

 【リンク】

血液凝固検査入門(図解シリーズ)

播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

金沢大学血液内科・呼吸器内科HP

金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ

研修医・入局者募集

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:28| その他