慢性咳嗽:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群1
今回より、咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群を、連載でアップさせていただきます。
咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群(1):慢性咳嗽
8週間以上持続する咳嗽を慢性咳嗽と言います。
咳嗽に関するガイドライン:日本呼吸器学会咳嗽に関するガイドライン作成委員会編、日本呼吸器学会、東京、2005.
我が国では、慢性咳嗽の3大原因疾患は咳喘息(乾性咳嗽)、アトピー咳嗽(乾性咳嗽)および副鼻腔気管支症候群(湿性咳嗽)であり、これら3疾患で慢性咳嗽の90%程度を占めます(上図:本邦<北陸3県>における慢性咳嗽の原因疾患、以下文献より改変)
Fujimura M, et al. Importance of atopic cough, cough variant asthma and sinobronchial syndrome as causes of chronic cough in Hokuriku area of Japan. Respirology 10: 201-207, 2005
したがって、これらの3大原因疾患に熟知することは極めて重要です。
(続く)咳嗽の発生機序:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群2 へ
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2)咳嗽の定義 & 性状
3)急性咳嗽
4)遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽
5)咳嗽の発症機序
6)診断フローチャート
7)咳喘息
8)アトピー咳嗽 vs. 咳喘息
9)副鼻腔気管支症候群(SBS)
10) 胃食道逆流症(GERD)
11)慢性咳嗽&ガイドライン
【リンク】
金沢大学 血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学 血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:35| 咳嗽ガイドライン