金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年11月24日

芳珠記念病院:金沢大学第三内科 関連病院紹介(1)


病院紹介の記事をアップさせていただきます。
今回は、芳珠記念病院です。   

青島敬二先生(平成4年入局、血栓止血研究室)に、執筆していただきました。


職員と地域に日本一愛される病院を目指して(1)


当院は1983年(昭和58年)に旧辰口町(現能美市緑が丘)に開設され今年で創立28年になりました。

近隣に総合病院はなく、当院の存在は新興住宅地となっていた辰口丘陵周辺の住民の方にとっては、かかりつけ医でもあり、いざという時に駆け込める救急病院となりました。

当初は地下1階地上9階の病院として、現在は血液浄化センター、救急センター、医療介護病棟などを増設し、辰口丘陵の地形を利用した地下3階のT字型の本館を中心としたやや複雑な建物になっています。

金沢、小松、川北から来られると高台に建つ当院がすぐに目に入りますが、近くにくると建物が見えなくなり初めて来院される場合には周辺で道を聞く方もいるようです。


現在はDPC病院として急性期200床、医療介護120床のケアミックス病院となっています。

日本医療機能評価機構の認定も2008年で3回目となり、2010年からは基幹型臨床研修病院として研修医を受け入れています。


私は1993年に大学での研修を経て初めて赴任したのが芳珠記念病院であり、その時代は血液・呼吸器・感染症の若い医師が半年交代で赴任していました。

私が再度赴任した2004年まではしばらく呼吸器内科の常勤医でしたがその後呼吸器内科は週2回の非常勤体制となり、血液内科で第三内科出身の私には呼吸器疾患の相談もあります。


近隣には第3セクター方式の老健施設や小規模多機能型介護施設、訪問看護ステーションなどもあり、医療介護を統合した事業を展開しています。

また、病院経営において北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科との共同研究によりMOT(management of technology)を取り入れ、病院の事業計画の策定や四画面思考による委員会などの活動計画などを作成して公開し院外他業種との交流もさかんです。


また、当院では栄養サポートチーム(NST)、感染対策チーム(ICT),糖尿病などの代謝内分泌の対策チーム(DoBest),緩和ケアチームなど多くのチームによる医療活動が盛んです。

また、<重宝されるがん診療>をキャッチフレーズに2006年には外来化学療法センターが開設され、今年4月には石川県から地域がん連携推進病院に認定されました。


(続く)芳珠記念病院:金沢大学第三内科 関連病院紹介(2)

 

【リンク】

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集
 
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:03| その他