金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年11月25日

芳珠記念病院:金沢大学第三内科 関連病院紹介(2)




職員と地域に日本一愛される病院を目指して(2)


当院の診療体制は常勤医29名、研修医3名、呼吸器内科、神経内科、呼吸器外科、形成外科、麻酔科、腫瘍内科、病理科などは非常勤医のみですが、その他にも多くの非常勤医師がいます。

常勤医同士は非常にat homeで気軽に相談し合っています。

現在内科常勤医は循環器2名、代謝内分泌3名、腎臓1名、血液1名の7名ですが、1月までは5名で80名前後の入院患者を診療していました。

血液疾患は入院も外来も私一人で診ています。

呼吸器疾患の入院患者は外来や当直で診た医師が主治医となり、適宜呼吸器内科に相談しているのが現状です。


私自身は高齢者の化学療法も多いため、常時15-20人前後の急性期、長期入院患者を受け持っています。

しかし、長期でも人工呼吸器(NPPVを含む)装着状態やTPNしながら感染症などの全身管理をする患者も多く、相変わらず重症患者での呼び出しは頻回です。

しかし、自宅が歩いて5分のところにあるので、何とか泊り込みは避けて自宅に帰ることが出来ています。


この7年間で血液疾患は増加し、毎年30名前後の新規患者を診療し既に250名にせまる勢いです。

その中で移植が必要な方や比較的若い方などは大学や県立中央病院、NTTなどにお願いしていますが、高齢者はなるべく当院で加療しています。


私自身は、輸血療法委員会、化学療法委員会(センター長)のチームリーダーであり、感染対策委員会の内科代表として日々標準的かつ安全な診療を推進しています。

2009年には北陸で2番目となる輸血学会のI&A認定施設となりましたが、これもチーム医療の賜物です。

また、当院は<意思確認書>(いわゆる事前指示書)や高齢者への皮下輸液など終末期医療についても積極的に取り組んでいます。

当院はまだ電子カルテではありませんが、2005年11月からオーダリングシステムが稼動し、院内メールなどのイントラネットの整備なども行い、業務の効率化と連携、情報発信に役立てています。

南加賀地区は金沢中央地区と比較して救急医療、がん診療の分野がやや弱い感があります。

しかし、当院は地域の総合病院としていつでも誰でも受け入れて、がんのみでなく寝たきりであっても人生の最期まで尊厳のある人生を送ることができるお手伝いができて地域から頼られ愛される病院を目指しています。

 

【リンク】

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集
 
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:25| その他