金沢大学・血液内科・呼吸器内科
※記事カテゴリからは過去の全記事をご覧いただけます。
<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2012年11月23日

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(3)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(2)より続く。


60本の深紅の薔薇(3)
 by 小林和美

婿さんに聞かれました。

「人間っていくつまで生きるって考えるものですかね?」。

この何気ない言葉、私には特に問題ないけれど言ってはいけない人もいるぞ、と思いながら答えました。

彼にも特に他意はなく、自宅を建てようとしているからこういう話になったものでしょう。


私が年齢を意識したのは40歳になったときでした。

「ああ、人生の半分を生きてしまったんだ、これからは折り返しで死に向かうんだな。」と思いました。

40歳以降、10年ごとくらいに節目の歳を何となく意識するようになりました。

20代は徹夜しても大丈夫だったけれど、30代になったら徹夜はちょっと辛いなあ、3時間は寝かせて。

40になると翌日に響くようになり、50になるともうダメ。

学生時代くらいに漠然と思っていた人生のイメージは、25歳くらいまでは勉強で、それから50歳くらいまでは仕事と子育て、その後はどうなるのかなあ。

子育てが終われば社会的というか動物としての人間の義務は終了するんだから、後は自由に遊ぶ。

現実は、私が50歳になったとき、子供たちは法律的には成人の年齢に達していましたが、まだまだ一人前の社会人にはなっていませんでした。

でも、もう、完全に社会人です。

これからはどうなるんだろうとわくわくします。


(続く)金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報:巻頭言(4)
 
 
<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

金沢大学血液内科・呼吸器内科HP

金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ

研修医・入局者募集

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:45| その他