金沢大学・血液内科・呼吸器内科
※記事カテゴリからは過去の全記事をご覧いただけます。
<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2012年12月09日

ITPと抗リン脂質抗体症候群(APS)(3)

ITPと抗リン脂質抗体症候群(APS)(2)より続く。

APS3




ITPと抗リン脂質抗体症候群(APS)(2)からとくにループスアンチコアグラント(LA)陽性のITPでは診断から5年の間に6-7割に血栓症を発症します。

一方で抗リン脂質抗体陰性例では血栓症は5%未満です。

この検討結果より、ITP診断時の抗リン脂質抗体のスクリーニングは重要と考えられます。

 

(続く)ITPと抗リン脂質抗体症候群(APS)(4)

 
<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:08| 血栓性疾患