金沢大血液内科:2011年米国血液学会(ASH)に参加して(1)
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)の同門会報原稿からです。
先取りでアップさせていただきます。
「2011年米国血液学会(ASH)に参加して」 by 斉藤千鶴
平成20年度入局の斉藤千鶴です。
後期研修期間を終え、大学院2年目にあたる平成23年度から研究期間に入っています。
基礎実験は学生時代の実習以来で右も左もわからない状態ながら、中尾教授ご指導のもと、先に研究期間に入っていた細川晃平先生に助けて頂きながら臨床とは違う側面の面白さを少しずつ実感している次第です。
この度、日本の学会とは規模も雰囲気も全く違うと多くの先輩方が目を輝かせて話して下さったASHに初めて参加させて頂きましたので、報告させて頂きます。
第53回米国血液学会は2011年12月10日から12月13日の4日間にわたって、アメリカのカルフォルニア州サンディエゴにて開催されました。
口演、ポスターによる発表はそれぞれ1000演題、3000演題を超え、2万人以上の参加者が全世界から集まったそうです。
この数字からも分かるように、本学会はあらゆる血液疾患を対象として米国内血液学会総会というよりも、全世界から血液臨床医・研究者が参加する一大国際学会であり、血液疾患の基礎研究、診断、治療に関する世界最先端の知見が得られる学会といっても過言ではないと思います。
会場はサンディエゴの中心街に位置するコンベンションセンターで海沿いに位置し青空と青い海、停泊している船といった眩しい景色が一望できるのですが、近隣のホテル会議場も学会会場となっており、多くのセッションが並列で同時進行するため聞きたい発表を網羅するのは到底不可能で、どの発表をいかにもれなく聞くか計画するだけでも一苦労でした。
(続く)金沢大血液内科:2011年米国血液学会(ASH)に参加して(2)へ
<リンク>
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:47| その他