2013年ヨーロッパ血液・骨髄移植学会(1)EBMT
金沢大学第三内科同門会報を先取りでブログ記事としてアップさせていただきます。
「2013年ヨーロッパ血液・骨髄移植学会(EBMT)に参加して」(1) by 丸山裕之
平成21年度入局の丸山裕之です。
現在は、中尾教授の御指導のもと、骨髄不全症の病態解明の一端を担うべく、細川先生、斉藤先生、材木先生、留学生のTrung先生、An先生と研究を行っております。
この度、第39回ヨーロッパ血液・骨髄移植学会(European Group for Blood and Marrow Transplantation; EBMT)に参加させていただきましたので御報告させていただきます。
海外旅行の経験すら乏しい私にとっては、初めての海外学会ということでやや緊張しながらの学会参加となりました。
学会期間中は、いろいろな場面(学会会場、観光、食事、移動等)で中尾教授に多大なサポートをいただきました。
この場を借りてあらためて御礼申し上げます。
第39回EBMTは2013年4月7日から10日まで、ロンドンのドックヤードにある国際会議場Excel Londonにて開催されました。
移植に関する基礎的な研究から最新の治療成績まで幅広い発表があり、口演・ポスターによる発表は、それぞれ600演題弱、900演題弱と充実したものでありました。
また、全世界から多くの参加者が集い、期間を通じてとても活気のある学会でありました。
4月6日に成田を発った中尾教授と私は、同日ロンドンのヒースロー空港に到着しました。
空港では、偶然にも、虎の門病院の谷口先生や愛知医科大学の小寺先生、東大医科研の高橋先生、愛媛大学の藤原先生といったそうそうたる先生方と遭遇し、ロンドン市内まで総勢10名程の集団で移動することとなりました。
空港からロンドン中心部までは最も速いアクセスであるヒースローエクスプレスを利用しましたが、その際には、一行が切符販売機での切符購入にもたつくなか、中尾教授がさっと駅職員と交渉され、全員が通常の半額ほどの値段の団体割引で切符を購入できたという場面もありました。
その後も、一行はロンドンを網の目のように走る地下鉄に翻弄されながらも(一部、電車の乗り間違え等もありましたが)、なんとか学会会場近くの各自のホテルまで辿りつくことができました。
途中、乗り換えで降りたTower hillでは、ロンドン塔をバックに中尾教授と写真を撮らせていただき、私にとって大変良い記念になりました。
(続く)2013年ヨーロッパ血液・骨髄移植学会(2)PT-CYレジメンへ
<リンク>:臨床に直結する血栓止血学
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:54| その他