金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2014年01月23日

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)平成24年度臨床講義

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿からです。

平成24年度の臨床講義は医学科4年生を対象に春学期(6月)に中尾教授と朝倉准教授が担当しました。
講義内容は以下の通りです。

6月8日 「汎血球減少で発症した急性骨髄性白血病」中尾教授
6月15日 「慢性関節リウマチに対するMTX治療中に発症した濾胞性リンパ腫」中尾教授
6月22日 「肝機能障害・著しい肝腫大で発症したALアミロイドーシス」中尾教授
6月29日 「固形癌に合併した慢性DIC」朝倉准教授

この臨床講義の主役は学生達です。

学生自ら患者さんを診察し、病歴をまとめ、考察して講義の際にプレゼンテーションを行います。

症例提示後の質疑応答も発表した学生が主体で、自主性が重んじられています。

これまで実際に患者さんに接した事がなかった学生達にとっては、患者さんとのコミュニケーションの取り方など、学ぶべき事が多い実習となっています。

どのグループも患者さんの診察こそたどたどしかったものの、グループ内でしっかりと役割分担をして、十分な時間がない中で要領よくスライドをまとめあげる所には感心しました。

今回取り上げられた症例の多くは初期研修医が担当医となっており、丁寧に時間をかけて学生に指導していた姿が印象的でした。

ある熱心な学生は担当医を質問攻めにして、担当医が圧倒されていた一場面もありました。

最後に、学生の診察に快くご協力いただいた患者様にこの場を借りて深謝いたします。

(平成24年度臨床講義係 小谷岳春)


<リンク>「臨床に直結する血栓止血学」

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:23| その他