金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)入局後1年を振り返って(4)
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報からです。
今回は「入局後1年を振り返って」です。
入局後1年を振り返って 本宮佳奈 (平成24年度入局)
平成24年度から第三内科に入局させていただきました本宮佳奈と申します。
私は宮崎大学を卒業し、富山県立中央病院で後期研修を行った後、医師5年目に入局させていただきました。
通常よりも遅い入局でしたが、先生方に温かく迎えてくださり、大変感謝しております。
私が血液内科に興味を持つようになったのは、医学部6年のクリニカルクラークシップで白血病患者さんを担当させていただいたことがきっかけです。
当時の教授が、私たち学生と毎朝回診に回ってくださり、患者さんの毎日の問診や診察の仕方、主治医としてどういう治療を考えていくかなど、実臨床に基づいた質問や説明をしてくださいました。
常に患者さんの全身を診るということや、それぞれの患者さんに合った治療を選択していくということ、骨髄標本を見て自分で病気を見ることなど、血液内科医の現場を知ることができたとても印象的な1か月でした。
初期研修で血液内科を回ったときには、厳しい病状の患者さんに向かう主治医の先生方の姿を近くでみる機会がありました。
最期まで病気と闘いながら亡くなられる患者さんが多く、厳しいながらもやりがいのある科だなと感じていました。
同じ時期に、血液内科医になることを閃いて、決心しました。
今年度4月からは初めて金沢大学で勤務させていただいております。
大学病院ならではの複雑な症例が多く、慣れないことに戸惑ったり苦労したりしながら、頑張っています。
カンファレンスで教授の質問にどきりとしたり、病棟で後輩から普段何気なくやっていたことの意味を聞かれてはっとさせられたりすることもあります。
大変なときもありますが、患者さんに一生懸命向き合うことで、自分に返ってくるものがあるように感じます。
これからも一生懸命患者さんに向き合っていけたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
<リンク>「臨床に直結する血栓止血学」
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
金沢大学血液内科・呼吸器内科HPへ
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:28| 研修医の広場