金沢大学・血液内科・呼吸器内科
※記事カテゴリからは過去の全記事をご覧いただけます。
<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2014年09月24日

血液内科学卒業試験:骨髄異形成症候群& EBウイルス

平成26年度 血液内科学卒業試験(BSL評価試験)
平成26年9月9日(火)(60分間)


6.    造血必須物質に関する以下の記載のうち誤りはどれか。1つ選べ。

a.    発作性夜間血色素尿症では鉄欠乏が起こりやすい。
b.    長期経腸栄養患者では亜鉛欠乏による貧血が起こりすい。
c.    代謝拮抗薬投与は葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血をひき起こす。
d.    ビタミン B12欠乏性貧血は菜食主義者に起こりやすい。
e.    鉄欠乏性貧血の治療には酸化鉄が用いられる。


7.    骨髄異形成症候群の予後に影響を与える因子はどれか。3つ選べ。

(1)    血小板減少の程度
(2)    染色体異常の種類
(3)    骨髄中の芽球の割合
(4)    網状赤血球数
(5)    骨髄細胞における異形成の程度

a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5)  d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)


8.    EBウイルスが発症に関与するリンパ系腫瘍はどれか。3つ選べ。


(1)    血管内大細胞型B細胞リンパ腫
(2)    リンパ形質細胞性リンパ腫
(3)    移植後リンパ増殖性疾患
(4)    節外性NK/T細胞リンパ腫
(5)    ホジキンリンパ腫

a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5)  d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)


(正答)

6)b

7)a

8)e

 

<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学

 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:56| 医師国家試験・専門医試験対策