2015年01月08日
金沢大学第三内科:医学部教授3日やったらやめたくなる
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報原稿からです。
<教授便り>(5) 3日やったらやめたくなる
このように本務以外の仕事が多いことを強調し過ぎると、教授職を目指している若い人の気持ちが萎えてしまうかもしれません。
私が教授になった頃、「医学部教授、3日やったらやめたくなる」という本を立ち読みしたことがありました。
名古屋大学の第一外科教授をされていた塩野谷恵彦先生が書かれた本で、扇情的なタイトルに興味をそそられたのですが、中身を詳しく読んで本当に辞めたくなったら困ると思い、当時は敢えて購入しませんでした。
もうそういう心配をする齢ではなくなったので、絶版になったこの本の中古本を最近入手して読んでみました。
読んでみると実際には教授職をそれほど否定する内容ではなかったのでやや拍子抜けしたのですが、
「医学生には病棟で看護師の仕事の見習いをさせた方が良い」
「いわゆる講義室での臨床講義は必要ない」
「医師の国家試験資格は3回までに制限すべきである」
といった共感する言葉が沢山書かれていました。
教授の給料が今も20年前と変わっていないことにも驚きました。
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34| 研修医の広場