2018年01月22日
CNAPS 2017(フランス, モンペリエ)金沢大学呼吸器内科
2017年9月20日から22日にかけて、フランスのモンペリエで「CNAPS2017」が開催され、金沢大学呼吸器内科の、木村英晴助教と木場隼人大学院生がポスター発表しました。
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<モンペリエ市内>
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<会場までの道のり>
CNAPS(Circulating Nucleic Acid in Plasma and Serum) は2年に一度開催される、循環血中DNAに関する研究のみを対象とした、非常に領域の狭いマニアックな学会です。
木場隼人は、多発転移を有する進行期肺癌では腫瘍間ヘテロ不均一性が認められますが、次世代シークエンサーを用いることで循環血中DNAから腫瘍間で異なる遺伝子異常をまとめて回収できることを明らかにし、循環血中DNAの持つ新たな可能性を示しました。
木村英晴は、血液採取からDNA抽出するまでの過程の違いが、得られるDNAの質に影響を与えることを問題提起し、ポスター演題賞を受賞しました。
当の本人は、なぜ自分の演題が本学会に参加した特徴ある集団にうけたのか未だによく理解できておりませんが、この学会との相性の良さを感じとりました。
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<突然の受賞に戸惑う木村英晴助教>
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<ランチタイムの一コマ>
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<多額な研究費を投じたにもかかわらずポスター賞を獲得できなかったことに不満を持つ木場隼人大学院生>
会期2日目の夜は、地中海に面したレストランを貸し切って、本学会のGala Dinnerが行われました。
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<学会長のAlain R. Thierry先生と木村英晴助教>
<リンク>
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:05| 呼吸器内科