金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2018年8月8日

EGFR遺伝子変異陽性の肺癌肉腫:金沢大学呼吸器内科

木場隼人先生(現、小松市民病院)が金沢大学病院で経験したEGFR遺伝子変異陽性の肺癌肉腫症例がLung Cancer誌(Lung Cancer 2018. Volume 122, Pages 146–150.)に掲載されました。


この症例は腺癌部分と軟骨肉腫部分がきれいに分かれており、両部分から同一のEGFR遺伝子変異が検出されました。

さらに次世代シークエンサーを用いて解析したところ、軟骨肉腫成分には複数の遺伝子異常が追加されていることが明らかとなりました。

追加された遺伝子変異の中には、肉腫の発生に重要な役割をすると考えられているATRX遺伝子変異が含まれていました。


本症例では、免疫染色でATRX蛋白の発現も解析し、2つの病理組織の間で染色態度が異なることも確認できました。

本症例は包括的な遺伝子変異解析を行うことで、腺癌成分に複数の遺伝子変異が付加されることにより肉腫部分へと進展した可能性を示しました。

特徴ある症例をより深く解析することにより、新たな発見を得ることができました。

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2017年4月の米国癌学会(AACR 2017)にて
 


<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:43 | 呼吸器内科

2018年6月30日

石川呼吸器フェローシップセミナー(2018年)

今年も石川呼吸器フェローシップセミナーを開催します。
参加ご希望の先生はぜひご応募の程お願いします。
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血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:27 | 呼吸器内科

2018年6月4日

American Thoracic Society (ATS) International Conference(金沢大学)

2018年5月18日から23日にかけて、米国のサンディエゴでAmerican Thoracic Society (ATS) International Conference 2018が開催されました。

大倉徳幸助教と山村健太大学院生がポスター発表しました。

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学会メイン会場
 
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会場周囲の景色


ATSは年に1回開催される、世界中の呼吸器関連の多職種が参加する学会で、小児から成人にわたる全ての呼吸器関連疾患に関する研究が一斉に報告されます。

発表と同時に一流雑誌に論文掲載される大規模試験の結果から症例報告まで、多種多様な報告があります。
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広大なポスター会場
毎日1000題以上の発表があります。


大倉徳幸助教は、当科がコニカミノルタ株式会社と共同で行っている、胸部X線動画を用いた呼吸機能の評価について報告し、呼吸器疾患の新たな機能診断の可能性を示しました。

山村健太大学院生は、難治性喘息に対して当科でも積極的に施行している気管支サーモプラスティの治療効果と効果予測因子に関して報告し、気道壁知覚神経終末の易刺激性が治療効果予測因子の1つとなる可能性を示しました。
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自分自身は初めて海外学会で発表する機会を与えていただき、非常に充実した時間を過ごすことができました。

世界各国の施設から出された選りすぐりの報告から勉強させていただいたことはもちろん、国際学会における英語力の重要性を痛感させられました。


来年以降も積極的に当科のデータを海外に向けて報告していけたらと考えています。
 
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米国留学中のスペシャルゲスト(渡辺知志先生)とともに

文責:山村 健太

 
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血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:35 | 呼吸器内科

2018年5月30日

第58回呼吸器学会学術講演会:金沢大学より

 

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第58回呼吸器学会学術講演会が、4月27日〜4月29日に大阪国際会議場/リーガロイヤルホテル大阪にて開かれました。

当施設からも多数の参加、演題発表を行いました。

最新の知見を得るとともに新たな課題も見つかりました。

来年の学会に向けてより一層がんばろうと思いました。


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播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:19 | 呼吸器内科

2018年5月1日

免疫チェックポイント阻害薬と辺縁系脳炎

松岡寛樹大学院生の症例報告
「Nivolumab-induced Limbic Encephalitis with Anti-Hu Antibody in a Patient with Advanced Pleomorphic Carcinoma of the Lung」

が、Clinical Lung Cancer誌に採択されました。

松岡先生

現在、免疫チェックポイント阻害薬のひとつであるニボルマブは、既治療IV期非小細胞肺癌に対する標準治療の一つです。

今回は、ニボルマブ投与により辺縁系脳炎を発症した症例を報告しました。

免疫チェックポイント阻害薬の有害事象として辺縁系脳炎を発症する頻度は低いものの、発症した場合に重篤となるため広く周知させる必要があると考えられます。


これまでに免疫チェックポイント阻害薬による辺縁系脳炎に関する詳細は明らかではありませんでしたが、今回の症例報告では、ニボルマブ投与前から辺縁系脳炎発症後、死亡時までの画像所見や治療効果、剖検所見など臨床情報を詳細に提示しています。


また、ニボルマブ治療前と辺縁系脳炎発症後に採取された検体から傍腫瘍性神経症候群関連抗体を測定し、辺縁系脳炎発症前から抗Hu抗体が検出されました。

無症候性の抗Hu抗体陽性が免疫チェックポイント阻害薬による神経関連有害事象の発症予測因子となりうる可能性を示しました。


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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:20 | 呼吸器内科

2018年1月23日

膠原病患者の間質性肺炎(膠原病肺)と肺癌

渡辺知志先生(呼吸器内科、現在、シカゴにあるノースウェスタン大学に留学中)が金沢大学在職中に行った研究の論文が、Journal of Thoracic Diseaseに採択されました。

この研究は、当院のリウマチ内科や皮膚科と共同で行われた研究の成果で、膠原病肺患者が肺癌を発症する頻度や発症患者の特徴を明らかにしました。

Title:
Lung cancer in connective tissue disease-associated interstitial lung disease: clinical features and impact on outcomes

Authors:
Satoshi Watanabe, Keigo Saeki, Yuko Waseda, Akari Murata, Hazuki Takato, Yukari Ichikawa, Masahide Yasui, Hideharu Kimura, Yasuhito Hamaguchi, Takashi Matsushita, Kazunori Yamada, Mitsuhiro Kawano, Kengo Furuichi, Takashi Wada, Kazuo Kasahara

Journal:
Journal of Thoracic Disease (accepted)



特発性肺線維症の患者に肺癌が発症しやすいことは、よく知られています。

膠原病患者にみられる間質性肺炎(膠原病肺)と肺癌発症との関連については、これまで検討されていませんでした。

今回の研究では、266例の膠原病肺患者の長期経過を調べ、うち24例(9.0%)に肺癌を合併すること、肺癌は重大な予後不良因子であること、を示しました。

さらに多変量解析では、興味深いことに肺気腫の存在と免疫抑制療法の未使用が、肺癌発症の独立した危険因子でした。

喫煙や慢性炎症による肺への持続的な障害が、発癌を引き起こしたのではないかと推察しています。

今回の結果は、膠原病肺患者においても特発性肺線維症患者と同様に、肺癌の発症が重要な予後予測因子となることを明確にしました。

なかでも気腫を合併した患者ではより注意深く、画像の経過を診ていく必要があると思われました。
 

渡辺先生

筆頭著者の渡辺知志(左端)と台湾から見学にきた医学生のSon君(左から2番目)、
木場隼人大学院生(中央)、佐伯啓吾大学院生(右から2番目)、木村英晴助教(右端)。血液・呼吸器内科、医員室にて。

 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 02:10 | 呼吸器内科

血中DNA(リキッドバイオプシー)/EGFR

西川晋吾先生(呼吸器内科、現在がん研究会有明病院)が金沢大学在学中に行った、血中DNA(リキッドバイオプシー)のがん由来変異遺伝子をより高感度に検出できる方法を検証した研究論文が、Journal of Thoracic Diseaseに採択されました。
 

西川先生

Title:
Selective gene amplification to detect the T790M mutation in plasma from patients with advanced NSCLC who have developed EGFR-TKI resistance

Authors:
Shingo Nishikawa, Hideharu Kimura, Hayato Koba, Taro Yoneda, Satoshi Watanabe, Tamami Sakai, Johsuke Hara, Takashi Sone, Kazuo Kasahara, Shinji Nakao

Journal:
Journal of Thoracic Disease (accepted)

この研究は、進行期肺癌患者の治療標的となる上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子変異を高感度で検出するために開発された方法を用いて、循環血中DNA(cell-free DNA, cfDNA, リキッドバイオプシー)に応用できることを示しました。

現在、リキッドバイオプシーは患者様の身体的負担の少ない遺伝子検査として、抗がん剤治療薬を選択するために日常診療で用いられています。

しかし、現在承認されている検査方法では、検出感度が低いことが問題となっています。

西川は、本研究で用いた方法が、現在承認されている検査方法と比較して、検出感度が高く偽陽性が少ないことを明らかにしました。

この方法が確立することにより、より多くの患者様が、身体的負担の少ない検査で最適な治療を選択することができるようになると期待されます。

この研究では、英国を本拠地としたEKF Molecular Diagnostics社が開発した特定の変異部位のみを増幅できる技術を応用したPointMan™ EGFR DNA Enrichment Kitを用いています。

木村英晴助教は、以前よりEKF社が開発した変異検出キットの臨床検体を用いた検証に関わってきた経緯があり、PointMan™を提供していただきました。

 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:57 | 呼吸器内科

2018年1月22日

CNAPS 2017(フランス, モンペリエ)金沢大学呼吸器内科

2017年9月20日から22日にかけて、フランスのモンペリエで「CNAPS2017」が開催され、金沢大学呼吸器内科の、木村英晴助教と木場隼人大学院生がポスター発表しました。

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<モンペリエ市内>

 
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<会場までの道のり>


CNAPS(Circulating Nucleic Acid in Plasma and Serum)
は2年に一度開催される、循環血中DNAに関する研究のみを対象とした、非常に領域の狭いマニアックな学会です。

木場隼人は、多発転移を有する進行期肺癌では腫瘍間ヘテロ不均一性が認められますが、次世代シークエンサーを用いることで循環血中DNAから腫瘍間で異なる遺伝子異常をまとめて回収できることを明らかにし、循環血中DNAの持つ新たな可能性を示しました。

木村英晴は、血液採取からDNA抽出するまでの過程の違いが、得られるDNAの質に影響を与えることを問題提起し、ポスター演題賞を受賞しました。

当の本人は、なぜ自分の演題が本学会に参加した特徴ある集団にうけたのか未だによく理解できておりませんが、この学会との相性の良さを感じとりました。
 
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<突然の受賞に戸惑う木村英晴助教>

 

 

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<ランチタイムの一コマ>

 

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<多額な研究費を投じたにもかかわらずポスター賞を獲得できなかったことに不満を持つ木場隼人大学院生>

 


会期2日目の夜は、地中海に面したレストランを貸し切って、本学会のGala Dinnerが行われました。
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 <学会長のAlain R. Thierry先生と木村英晴助教>

 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:05 | 呼吸器内科

2015年5月29日

石川呼吸器フェローシップセミナー(研修医/医学生対象)2015

2015 石川呼吸器フェローシップセミナーの御案内

日時:2015年6月13日(土)〜14日(日)
会場:石川県青少年総合研修センター


本セミナーは、日本呼吸器学会の後援で、金沢大学、金沢医科大学の呼吸器内科のスタッフを中心に初期研修医、医学部5年6年生を対象に行うセミナーです。

昨年も開催し、24名の学生さんや初期研修医の先生が参加し、非常に好評でした。

今年も行われます! 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:07 | 呼吸器内科

2015年5月18日

金沢大学第三内科(呼吸器内科)スタッフ

金沢大学第三内科(呼吸器内科)のスタッフです。

いつもお世話になり、ありがとうございます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
呼吸器


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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:44 | 呼吸器内科

2015年5月3日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。


「呼吸器グループ研究室紹介」(インデックス)
 

1)呼吸器内科スタッフ

2)肺癌グループ

3)間質性肺炎グループ

4)気道疾患グループ

5)高い呼吸器内科のニーズ

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:39 | 呼吸器内科

2015年5月2日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(5)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)


「呼吸器グループ研究室紹介」(5)
 

呼吸器内科は患者様が多く、また重症であることも加わって、肉体的にも精神的にもタフな仕事だと思います。

その分、やり甲斐のある仕事だと思っています。

社会的なニーズも多く、関連施設の先生方からはもっと医師を派遣するようにという、お叱りに近いご要望も多くいただいております。

大学のスタッフ一同はBSLに回ってくる学生(5年生)、クリニカルクラークシップ(6年生)から、初期研修医、後期研修医の指導を積極的に行い、呼吸器内科の“おもしろいところ”、“やり甲斐”をわかってもらいたい、そして将来呼吸器内科を志望するように目指しています。

一連の活動に加え今年は石川県内の関連施設の先生方、さらに金沢医科大学呼吸器内科と協同で呼吸器フェローシップセミナーを6月に開催しました。

医学部の学生さん、初期研修医を対象に呼吸器疾患の面白さを知ってもらおうという試みです。

まだ成果のほどはわかりませんが、継続していくことに意義があると信じています。

今後もご協力お願いいたします。

これらの活動は非常に重要で、将来にわたり北陸地区の呼吸器内科診療を、我々が中心的存在として支える上では必須です。

今後もご指導ご鞭撻をお願いいたします。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34 | 呼吸器内科

2015年5月1日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(4)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)


「呼吸器グループ研究室紹介」(4)
 

気道疾患グループ

慢性咳嗽、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関して基礎的・臨床的研究を継続しています。

特に、これまで藤村先生が取り組んでこられた「アトピー咳嗽の確立」と「慢性咳嗽診療の標準化」について、さらにそれらを進化させていく責務を感じています。

咳嗽は、最も多い症状の一つであるにもかかわらず、その発生機序については未解明な所が多く課題の多い分野です。

アトピー咳嗽に関する基礎的研究は、岡崎先生が「好酸球性気道炎症に伴う咳感受性亢進に対するピルフェニドンの影響」について行い、鎮咳効果としてのピルフェニドンの新作用を発見しました(論文投稿中)。

また咳喘息の咳嗽発生機序に関する研究では、気管支平滑筋収縮に対する咳嗽過敏反応が咳喘息の基本病態の一つであること示しました(Respirology 2012)。

さらに気管支平滑筋収縮をトリガーとする咳嗽は、気管支平滑筋収縮の程度ではなく、平滑筋収縮からの回復の程度と関連するという面白いデータも出ています。

咳喘息から典型喘息に移行する機序解明のヒントになるかもしれません。

メサコリン誘発咳嗽測定が咳喘息診断に有用であることが明らかとなり、検査としての確立を目指しています。

また基礎的研究でも咳喘息の病態解明に取り組んでいるところです。

臨床研究では、多くの先生方にご協力いただいた多施設共同研究「咳喘息維持治療におけるロイコトリエン受容体拮抗薬と吸入ステロイド薬の比較試験」が終了し、咳喘息維持治療におけるロイコトリエン受容体拮抗薬の有用性が示されました。

なお他大学との共同研究も順調に進んでいます。

今後の課題は、気管支喘息・COPDについて新たな基礎的・臨床研究を行っていくことです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:29 | 呼吸器内科

2015年4月30日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(3)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)


「呼吸器グループ研究室紹介」(3)
 

間質性肺炎グループ

間質性肺炎の領域は、ピルフェニドン(商品名ピレスパ)が2008年に日本より発売され、これまで治療法がなかった特発性肺線維症(IPF)の世界に大きな変化が生まれました。

2011年にはIPFのガイドラインが改訂され、画像、病理学的診断がこれまで以上に系統だったものとなりました。

ただし、その中ではIPFに対して強く推奨されている薬剤はなく、その中でもピルフェニドンは状況によっては使えるとされてはいますが、治療の分野に関してはこれからのますますの発展が期待されます。


金沢大学をはじめ北陸地区が日本の中心となって進めているIgG4関連肺疾患に関しては、早稲田がこれまでに引き続き厚生労働科学研究難治性疾患克服研究事業研究症例分野「IgG4関連疾患に関する調査研究班」の研究協力員として呼吸器分野に関する特徴の解析を行っております。

2011年10月に開催された東京びまん性肺疾患研究会ではIgG4関連疾患をテーマとし、全国から集められた症例の病理画像臨床的検討を行い、2012年の日本呼吸器学会をはじめとする学会で共同研究の形で発表しました。

渡辺は閉塞性細気管支炎マウスモデルを作成し、細気管支の閉塞機転にfibrocyteが重要であることを見出しました。まもなく論文化されることと思います。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:24 | 呼吸器内科

2015年4月29日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(2)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)


「呼吸器グループ研究室紹介」(2)
 

肺癌グループ

肺癌グループの活動は基礎研究から臨床に近づいてきました。

EGFR遺伝子変異が日常臨床に欠かすことができなくなり、ALK融合遺伝子検査も活発に行われるようになりました。

それに比例して分子生物学的知識が必要となり、基礎研究の知識・経験が臨床にも必要になってきています。

このような現状で肺癌の診療は年々変化しているということを日々実感します。

このような中で行われる臨床研究の一つのスタイルとしてglobal studyがあります。

現在のglobal studyにおける日本の立ち位置ですが、研究全体の10%強を日本の症例で行うというのが主流です。

たとえば1000例規模のstudyがあるとすると日本の症例はその10分の1強、100例ちょっと、ということになります。

金沢大学呼吸器内科では数多くの臨床試験に参加できるようになりました。

本邦で行われている大規模臨床試験の約半分の研究には参加しています。

個別の臨床試験のエントリー数でも国立大学病院としてはトップクラス、治験によってはトップ争いができるところまで来ました。

これは病棟を担当している研修医、指導医、教官、外来担当医がすべて一致協力してくれた賜物と思っています。

またin house(グループ主導)の臨床試験として、EGFR遺伝子変異陰性非小細胞肺癌に対するErlotinibの有用性予測因子を探索する第II相試験が終了、近々曽根先生がデータをまとめて発表・論文化してくれると思います。

そのほか高齢者非小細胞肺がんに対するPEMとPEM+ベバシズマブの無作為化第II相試験、TS-1の維持療法の第II相試験など進行してきています。

肺癌化学療法は個別化医療へと向かっていると考えられますので、我々独自のデータを発信できるように皆、頑張っています。 

我々の研究として木村先生が肺癌のバイオマーカー研究を再開しました。

我々は従来から腫瘍代替組織としての血液に注目しており流血中の循環DNAを収集しEGFR遺伝子変異の解析してきました。

最近はEGFR-TKIに対する耐性遺伝子の研究を行い血中でも耐性遺伝子を検出できるようになって来ています。

これをさらに進展させて、流血中の循環腫瘍細胞を採取し検討する、 liquid biopsyの研究を進めています。

これはなかなかライバルも多く大変ですが、実りの多い楽しみなプロジェクトですが、みんなで頑張っていきたいと思います。

米田先生は酒井先生が行ったcMet蛋白の過剰発現とTopoisomerase Iの関連についてさらに研究を発展させています。cMet蛋白発現とTopoisomerase I蛋白発現は一部の細胞株だけではなくて、ほぼ普遍的に関連しているようです。これだけでは単なる現象論ですので基礎実験としてはこの二つの繋ぐ知見が必要となってきます。彼は非常に馬力がありますので期待できるでしょう。

西川先生はさらに多くの仕事が重なっており、彼が以前から行ってきた肺癌におけるエステロゲン受容体の病態解明の研究とliquid biopsyの実験を行っています。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

<リンク>

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2015年4月28日

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(1)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)


「呼吸器グループ研究室紹介」(1)
 by  笠原寿郎

平成25年はアベノミクスが流行語大賞に選ばれましたが、これからの呼吸器グループでは3本の矢をモットーに診療・研究・教育に当たっていきたいと思っています。

私(笠原)が引き続きチーフを務めさせていただきますが、大学のスタッフに変更がありました。

IPグループのリーダーとしてスタッフを勤めてきた早稲田優子助教がご主人の留学にともなって、一旦退職してウィーン医科大学に1年間の予定で勉強に行きました。

今年度(平成26年度原稿時点)は、阿保未来先生(平成5年金沢大卒)が助教に採用されました。阿保先生は出産、育児の傍ら、研鑽を詰まれてきており、病棟でも大活躍、外来でも気道疾患症例を中心に多くの患者の診療に当たっています。阿保先生に加えて木村英晴先生(助教)、曽根崇先生(特任准教授)、原丈介先生(助教)と私の5名のスタッフを中心に呼吸器グループの運営、研究、教育、診療にあたることとなりました。

新入医局員は4名、加瀬一政先生先生(平成24年富山大学卒)、谷村航太先生(平成25年金沢大学卒)、網野喜彬先生(平成25年金沢大学卒)、小川先生尚彦(平成25年金沢大学卒)です。

加瀬先生は南砺市民病院で2年間の初期研修後、当研究室に入局、大学で後期研修を始めました。

谷村先生、網野先生、小川先生は現在初期研修中(谷村先生、小川先生は石川県立中央病院で、網野先生は福井県済生会病院)です。


来年度(註:平成26年度原稿時点)は大学に戻って活躍してくれることを期待しています。

米田太郎先生、渡辺知志先生、西川晋吾先生には診療をしながら学位研究をしてもらい、高戸葉月先生には外来を中心に診療してもらっています。

酒井珠美先生、木場隼人先生が帰学し、病棟担当医として活躍してくれています。

今年は病棟医長が木村先生であることも影響してか在院日数も下がり入れ替わりの激しい病棟で精力的に働いています。

重症症例が多く、さらに治験も数ある状況で本当に感謝しているところです。

総勢で13名、多くはありませんが、時に楽しく、時に厳しく、忙しい日々を送っています。

肺癌グループ、間質性肺疾患グループ、気道疾患グループと表現型は分かれていますし、それぞれの個性を発揮して活動していますが、もとは呼吸器内科ですし、診療、研究の手法もかなり似通ってきています。

これらを統一して限られたマンパワー、時間、研究費を共有していきたいと考えています。

金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(インデックス)

<リンク>

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播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解)

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:00 | 呼吸器内科

2014年6月26日

石川県呼吸器フェローシップセミナー:インデックス

平成26年6月14〜15日に石川県呼吸器フェローシップセミナーが行われました。

金沢大学呼吸器内科(第三内科)のスタッフも大活躍でした。

<インデックス>

1)学生、研修医併せて総勢20名参加

2)懇親会

3)呼吸器内科の魅力

4)当科(第三内科)の木村病棟医長

 
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:14 | 呼吸器内科

2014年6月25日

石川県呼吸器フェローシップセミナー(4)

平成26年6月14〜15日に石川県呼吸器フェローシップセミナーが行われました。

金沢大学呼吸器内科のスタッフも大活躍でした。

当科(第三内科)の木村病棟医長も活躍しました!  

 
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:01 | 呼吸器内科

2014年6月24日

石川県呼吸器フェローシップセミナー(3)

平成26年6月14〜15日に石川県呼吸器フェローシップセミナーが行われました。

金沢大学呼吸器内科のスタッフも大活躍でした。

呼吸器内科の魅力が十分に伝わったのではないでしょうか。

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:48 | 呼吸器内科

2014年6月23日

石川県呼吸器フェローシップセミナー(2)

平成26年6月14〜15日に石川県呼吸器フェローシップセミナーが行われました。

金沢大学呼吸器内科のスタッフも大活躍でした。

懇親会も盛り上がっています!

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:33 | 呼吸器内科

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