血液内科学系統講義試験:染色体異常/NAPスコア/骨髄腫
平成26年度血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)
平成26年7月22日 (火)試験時間 16時30分〜17時30分(60分間)
問32. 疾患名とその疾患に特徴的な染色体異常、遺伝子異常の組み合わせで誤っているのはどれか。1つ選べ。
a. 急性前骨髄球性白血病 (M3) − t(15;17)
b. 慢性リンパ性白血病 − t(9;22)
c. 好酸球増多を伴う急性骨髄単球性白血病 (M4Eo) − inv(16)
d. 分化型急性骨髄性白血病 (M2) − t(8;21)
e. 真性多血症 − JAK2遺伝子のV617F変異
(正答)b
問33. NAPスコアが低値となるのはどれか。1つ選べ。
a. 慢性骨髄性白血病慢性期
b. 慢性骨髄性白血病急性期
c. 真性多血症
d. 骨髄線維症
e. 類白血病反応
(正答)a
問34. 骨髄腫について誤っているものはどれか。2つ選び、選択肢を記載しなさい。
(1) 血清アルブミン値と血清β2ミクログロブリン値を組み合わせることによって予後予測が可能である。
(2) M蛋白が認められなければ多発性骨髄腫を否定してよい。
(3) 60歳以上では自家末梢血幹細胞移植が適応にならない。
(4) ビスフォスフォネートの重篤な副作用に顎骨壊死がある。
(5) t(4;14)の染色体異常を有する例は予後不良である。
a. (1) (2) b. (2) (3) c. (3) (4) d. (4) (5) e. (1) (5)
(正答)b
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:25 | 医師国家試験・専門医試験対策