金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2014年8月6日

血液内科学系統講義試験:細胞/血液/骨髄

平成26年度血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)

平成26年7月22日 (火)試験時間 16時30分〜17時30分(60分間)

問1.    スライドの細胞は何か?細胞名を記入せよ。(スライドは省略)

1)(リンパ球)
2)(単球)
3)(多染性赤芽球、または赤芽球)
4)(前骨髄球)
5) (巨核球)



問2.    次の文の括弧の中に適切な言葉を記入せよ。

1)血液や骨髄の塗抹標本を観察する場合、( 赤血球 )が重なっていない場所を選んで観察する。

2)造血幹細胞移植で用いられる材料は骨髄、臍帯血、( 末梢血 )幹細胞である。

3)骨髄検査において骨髄穿刺では細胞形態、骨髄生検では細胞の密度、( 線維化、腫瘍細胞の集簇、など )の有無などを観察する。

4)好酸球を他の白血球と鑑別するためのもっとも分かりやすいポイントは( 眼鏡様の核 )を持っていることである。

5)伝染性単核症で増加する「単核細胞」の実体は( Tリンパ球 )である。

6)慢性炎症では、増加したヘプシジンが腸管からの( 鉄吸収 )を抑制する。

7)血小板数が( 2万 )未満になると自然出血を来し得る。

8)リンパ系腫瘍の腫瘍マーカーとして用いられるのは可溶性インターロイキン2レセプターと( β2ミクログロブリン )である。

9)急性骨髄性白血病(AML)の白血病細胞がペルオキシダーゼ染色陰性であった場合、AMLの中でも( M0またはM6、M7も可)が考えられる。

10)巨赤芽球は( 核 )が未成熟な割に細胞質の成熟が進んだ赤芽球と定義される。


<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
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参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:06 | 医師国家試験・専門医試験対策

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