2014年9月20日
血液内科学卒業試験:扁桃腺腫脹
平成26年度 血液内科学卒業試験(BSL評価試験)
平成26年9月9日(火)(60分間)
2. 58歳の女性。
1か月前から咽頭の違和感があり、徐々に増強したため近くの耳鼻科を受診。
左扁桃の著しい腫大と左頸部リンパ節腫大がみられたことからリンパ系腫瘍が疑われた。
精査のため大学病院の耳鼻科を紹介された。左扁桃の生検結果をスライドAに示す。
2-1. 本患者において優先的に行うべき検査・処置はどれか。3つ選べ。
(1) 血清蛋白免疫電気泳動
(2) EBウイルス抗体価の測定
(3) 上部消化管内視鏡
(4) 骨髄穿刺・生検
(5) FDG-PET
a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5) d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)
2-2. 治療方針を早期に決定するために採取扁桃組織を用いて行われる検査
はどれか。3つ選べ。
(1) フローサイトメトリーによる細胞表面マーカー解析
(2) スタンプ標本の観察
(3) サザンブロッティングによるDNA解析
(4) 組織培養
(5) 免疫組織染色
a (1), (2), (3) b (1), (2), (5) c (1), (4), (5) d (2), (3), (4) e (3), (4), (5)
(正答)
2-1:e
2-2:b
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:10 | 医師国家試験・専門医試験対策