金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2008年09月07日

研修医の広場(コメント欄へどうぞ)

 この「研修医の広場」(金沢大学 血液内科・呼吸器内科)のカテゴリーでは、研修医の皆さんや、医学部学生の皆さんからの、ご意見、随筆、コメント、質問などをいただきたいと思っています。研修、医学、医療などと関連した、詩、短歌、川柳なども可です。

また、既に研修を終了された方やベテラン医師の方の、ご意見、ご助言なども歓迎しています。

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【リンク】

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金沢大学 血液内科・呼吸器内科ブログ

研修医・入局者募集

研修医の広場金沢大学第三内科 当科での研修の様子をご覧いただけます。

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 11:52| 研修医の広場 | コメント(8)

◆この記事へのコメント:

ブログ記事、興味深く拝見いたしました。ホームページはまだ公開されていないのですね。いつ頃公開されるのですか?

投稿者:金沢市内の内科勤務医: at 2008/09/08 12:59

コメント入れていただきありがとうございます。

ホームページの方は、今週中にリニューアルオープンされることになっています。

もう、しばらくだけお待ちいただければ幸いです。

今後ともどうかよろしくお願いいたします。

投稿者:血液内科・呼吸器内科: at 2008/09/08 17:23

HPのリニューアルオープンおめでとうございます。興味深く拝見しました。今後、呼吸器内科の記事も期待しています。

投稿者:サンシャイン: at 2008/09/13 06:24

血液内科のHPがこんなに充実しているとは知りませんでした。どんな教科書よりも分かりやすいです!!実際の治療法選択の理由が理解出来ました。

BSLで血液内科を回って悪性腫瘍の患者さんを担当させていただきました。患者さんに話をきいてカルテを書き勉強させていただくことはもちろんなんですけど、とても悩んでいます。
医師の先生方は話を聞き診察して治療が出来ますが、学生は、患者さんがつらいお気持ちの中色々話を聞かせていただくのに、結局何も出来ず病室を後にするだけで、個人としてはお話を聞いて少しでも何かの力になりたいと思うのですが、結局患者さん本人に対して何も出来ないのに申し訳ないのではないか、学生なんかうっとおしいと思っているのではないかといつも悩んで落ち込んでしまいます。(学生にとっては勉強させていただけるのでいいのですが)
当たり前なんですけれど、患者さんが嫌そうならあまり病室に行くべきではないのでしょうか。聞くだけでも何か出来ればと思い、話を聞いて何か出来ることはあるはずだと信じて頑張っていますが、日々自信が無くなってしまいます。学生だから申し訳ないという気持ちは取り払うべきなのですか?患者さんのためになることで学生の出来ることは何かあるでしょうか。BSLを回ってすごく悩んでいます。助言いただければ嬉しいです。

投稿者:BSL学生: at 2008/11/13 02:37

とてもよいことをご相談いただいたと思います。また、学生さんの患者さんを思う気持ちがわかりとても嬉しく思いました。

患者さんの中には、学生の相手なんて鬱陶しいと思われる方がおられるとは思います。しかし、多くの患者さんは学生さんがつくことを快く了解してくださいますし、学生さんをつけてもらってよかったと言ってくださる方もたくさんおられます。

受け持つ患者さんがどのように思われているのかはわかりません。このように接すればよいというマニュアルのようなものもありません。手探りで個々の患者さんに対応するしかないと思いますが、そのようなことを経験し悩むことは、将来医師になった後にきっと役立つと思います。

しかし、これでは丁寧な返事ではありませんので、少し参考になればと思うことをお話しします。

たとえば末期癌の患者さんが学生さんに、
「もう私はだめなのでしょうか?」
と質問されたとします。
「そんなことありありません。頑張って下さい。」
とつい答えてしまいそうですが、そう答えられると患者さんは
「もっと頑張らないといけないのか」
「何を頑張ればいいのか」
と思われるかもしれません。

医学生だから治療法を勉強して患者さんに提示しようと思っても見つけることは難しいですね。学生さんがすぐに出来ることは、患者さんのベッドサイドの椅子に座って(椅子に座ることは失礼なことではなくて、立ち去りませんよという合図になります)、患者さんの話に耳を傾け、
「そんなにつらいんですね」
「こんなに熱が高いのだからそう思われるのですね」
と共感してあげることだと思います。

患者さんの悩みや辛さを解決してあげられなくても、それらに共感していることが患者さんに伝われば、勉強させていただいたことに対する十分なお礼になると思います。

また、何かあればこのブログを遠慮なく利用していただければと思います。
このたびは、ご訪問ありがとうございました。

金沢大学血液内科・呼吸器内科 医局長
奥村廣和
MAIL: <info@3nai.jp>

投稿者:医局長(奥村廣和): at 2008/11/13 13:51

BSL学生さんへ

この度は、金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログを御訪問いただきありがとうございます。真面目な質問をいただきとても嬉しく思います。BSL学生さんの、誠実な人柄を伺い知ることができました。

確かに今の学生の立場では、直接治療に携さわることはできませんが、近い将来には指導医とともに治療していることになります。それもそんなに遠い将来ではないですよね。今はその前の準備期間ということになります。

医局長もコメントしているように、私も多くの患者様が、医学部学生担当のつくことを歓迎されていることを実感しています。同じように、看護学生担当がつくことにも言えます。

内科では、ほとんど場合が、BSL学生さんよりも患者様の方が、はるかに人生の先輩です。人生経験は豊富ですし、場合によっては医学的知識も豊富であることもあるでしょう。

そのような人生経験豊富な患者様は、学生に対して将来大きく成長して欲しい、そしてそのためになるのであれば、自分が役立ちたいという気持ちになることもあると思います。その御好意を暖かく頂き、自分を磨く機会としてはどうでしょうか。

具体的な対応方法は、私自身もいまだ修練途中にあると思っていますが、私は今まで次のような気持ちで患者様に接してきました。
【今ここで向き合っている患者様がもし自分自身であったとすれば、どう対応して欲しいか】
どんな人間も自分が一番可愛いですから、自分がして欲しいこと(自分がこのように対応して欲しいと思うこと)をするということで、正解ではないかと思っています。

病状がすぐれない場合は、そっとしておいて欲しいと思われるかもしれません。そういう時は、診察時間やお話を伺う時間を短くしても良いでしょう。しかし、毎日顔を出すことは、患者様にとっては決して嫌なことではないと思います。自分がそういう患者様の立場であったらどうでしょうか。毎日顔を合わせるということは信頼関係を構築する上で、最も重要なことの一つではないかと思います。

多少なりともご参考になったでしょうか。
今後とも遠慮なく、訪問してもらえればと思います。



金沢大学 血液内科・呼吸器内科(管理人)
info@3nai.jp

投稿者:血液内科・呼吸器内科URL at 2008/11/13 15:44

たくさんのアドバイスを頂けてほんとに有り難く思っています。こんなに返答していただえると思いませんでした。

先生方のお話を聞いて、信頼関係のためにも毎日患者さんの様子をしっかり見に行きたいです。それに、いすに座ることは申し訳ないと思っていたので、新たな視点をいただきました。

身近な友達の相談にのる時はいつも励ましてばっかりなのですが、癌など病気と闘っていらっしゃる患者さんと実際お話すると簡単に励ますことがどれだけ無責任かはBSLを開始してから痛感しました。頑張って下さい!と言えないことももどかしくて、嫌がられているのに・・・と少し臆病になっていたかもしれません。私はもしかしたら自分のことばっかり考えて、「何か出来た」という実感がなくて落ち込んでいましたが、自分自身患者さんのために何ができるのか、じゃなくて患者さんがどうしてほしいか、何を望んでいるかにちゃんと向き合っていけばいいんだなと気付きました。同じようで全然違うことに気付きませんでした。

患者さんの気持ちに出来るだけ寄り添って、それで勉強させていただくお礼に感じていただけたら嬉しいです!気持ちを切り替えて、少しでも患者さんのためになるようにこれからも頑張っていきたいと思います。有難うございました。

投稿者:BSL学生: at 2008/11/16 00:20

はじめてコメントさせていただきますm(_ _)m
管理人様、毎回こちらのBlogを拝見させていただく度に、早朝や遅い時間でのマメな更新と管理ですごいなぁ〜と思っております。


私は、医学生でも医師でも無い一般人なので、コメントさせていただくのも恐縮なのですが...

BSL学生さんのコメントを今日、たまたま拝見させていただいてこのような気持ちで学んでいる学生さんがいることにとても嬉しくなりコメントさせていただこうかという気持ちになりました。

私事ですが、自分の母は一般病院で癌で他界したのですが、見つかった時には膵臓癌の末期で肝臓にも転移していた状態でした。
告知の時の余命は1ヶ月もありませんでした。

家族は、自分の身内の告知を本人よりも先に受け、自分の気持ちのやり場に困ってしまうことが多いのではないかと思います。
もちろん逆もあり得る事だとは思いますが...

私自身は、担当医が母に告知をするまでの数日間、何も知らないふりをして本人と顔を合わせるのがつらく、病院に行くことも出来ませんでした。
きっと子供の泣く顔を見るのは母親として辛いのではないかと思うと平然と振る舞う自信の無かった私には見舞ってあげる精神的なゆとりもなかったです。

告知後は告知後でやはり「私は治るのか?」「この治療で治るのか?」と聞かれても素人な上に自分の親だけにいい加減な励ましも言えずやはり、何か理由を見つけては見舞う回数を減らして逃げていました。
きっと、毎日寂しかったことだろうと今更ながらに思います。

病気の本人が一番辛いだろうとは思いますが、癌に限らず闘病中の身内を持つ多くのご家族は(それが重篤な病状であるほど)日常の生活を過ごす中での闘病者への対応などでも困っているのではないか精神的に辛い気持ちでなかなか見舞う時間も取れないことが多いのではないかと思います。
そんな中でBSL学生のような位置づけの方に親身に接していただけるのなら...
日によっては感情の起伏などもあるかとは思いますが
毎日顔を見せてくれるだけでも闘病中の方やその家族にとっても喜ぶべきことなのではないかと思います。

BSL学生さん、人と人の関わりは元気な者同士でも大変なこともありますね。
病を持つ人にはなおのこと大変だと思います。けれど、是非、素敵なドクターになって下さいね^^


長文で失礼致しましたm(_ _)m

投稿者:kumi♪: at 2008/11/24 15:33

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