金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2008年11月25日

臨床研修に関するアンケート調査(全国医学部長病院長会議&臨床研修協議会共同実施)

 


全国医学部長病院長会議と臨床研修協議会が共同で実施した

「臨床研修に関するアンケート調査」

<11月18日に開かれた厚生労働省と文部科学省の「臨床研修制度のあり方に関する検討会」で公表>

(対象:医学生、初期研修医、卒後3−5年目の医師; 回答数:8945人)


「将来従事したい診療科または基礎系の分野」

医学生初期研修医卒後3〜5年目の順で記載しています。


1.      内科  14.1%→13.6%→4.5%
2.     呼吸器内科 1.8%→2.4%→3.5%
3.      循環器内科 4.6%→4.8%→3.5%
4.      消化器内科(胃腸内科) 4.2%→6.1%→5.1%
5.     腎臓内科 1.1%→1.6%→2.3%
6.     神経内科 2.3%→1.8%→3.3%
7.     糖尿病内科(代謝内科) 1.9%→2.0%→2.3%
8.     血液内科 1.4%→1.3%→1.7%
9.     皮膚科 2.1%→2.8%→5.5%
10.    アレルギー科 0.1%→0.3%→0.1%
11.    リウマチ科 0.8%→1.1%→1.3%
12.    感染症内科 0.2%→0.5%→0.4%
13.    小児科 11.5%→6.9%→5.2%
14.    精神科  3.6%→5.2%→6.2%
15.    心療内科 0.3%→0.2%→0.1%
16.    外科 4.9%→3.9%→2.2%(以下、3%以上のみ列挙)
17.    消化器外科  3.6%→3.0%→3.1%
18.    脳神経外科 3.0%→1.4%→3.7%
19.    整形外科 5.1%→6.2%→4.2%
20.    産婦人科 4.1%→2.9%→3.1%
21.    麻酔科 3.2%→4.8%→7.3%



このブログ管理人による印象

1)    内科が、卒後3−5年目の医師による希望が急落している。これは、何を意味しているのか?
2)    呼吸器内科、精神科、麻酔科が、卒後経験とともに漸増。
3)    血液内科は、1.5%前後で推移。
4)    皮膚科が、卒後3〜5年目での希望が急増。
5)    小児科、外科が、卒後経験とともに漸減。

マスコミでは、産婦人科、小児科医師の不足が強調されていますが、少なくとも私たちの地域では、内科医も不足していますので、もっと内科希望者が多いと良いと思っているところです。 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:03| 医学全般 | コメント(0) | トラックバック(0)

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