2009年02月08日
遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽:咳嗽の診断と治療(4)
咳嗽の定義 & 性状:咳嗽の診断と治療(3)からの続きです。
「咳嗽に関するガイドライン」に関連した記事です。
【遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽】
遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽の原因疾患は以下の通りです。
遷延性咳嗽と慢性咳嗽の診療のアウトラインを以下の図に示します。
我が国における慢性咳嗽の三大原因疾患は、以下の通りです。
1)咳喘息(乾性咳嗽)
2)アトピー咳嗽(乾性咳嗽)
3)および副鼻腔気管支症候群(湿性咳嗽)
遷延性咳嗽ではこれらにかぜ症候群後遷延性咳嗽(感染後咳嗽と省略、乾性咳嗽)が加わります。
さらに頻度は低くなりますが、胃食道逆流による咳嗽(乾性咳嗽)、ACE阻害薬による咳嗽(乾性咳嗽)、心因性・習慣性咳嗽(乾性咳嗽)などにも注意が必要です。
(続く)
【シリーズ】 咳嗽の診断と治療
1)ガイドライン
3)急性咳嗽
5)咳嗽の発症機序
7)咳喘息
10) 胃食道逆流症(GERD)
11)慢性咳嗽&ガイドライン
【関連記事】 好酸球性下気道疾患
2)咳喘息
【関連記事】NETセミナー
慢性咳嗽の診療
非小細胞肺癌治療の最前線
肺がんに気づくサイン
【リンク】金沢大学血液内科・呼吸器内科関連
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 07:20| 咳嗽ガイドライン | コメント(0) | トラックバック(0)