2009年07月01日
重篤副作用疾患別対応マニュアル:厚生労働省HPより
厚生労働省のホームページは、とっつきにくいという印象を持っておられる方はおられないでしょうか。しかし、私たち医療に携わる者にとっては、是非とも定期的に訪れるべきサイトではないかと思います。
さて、厚生労働省のホームページの中に重篤副作用疾患別対応マニュアルというのがあります。特筆すべき点は、「医療関係者の皆様へ」の記載のみならず、「患者の皆様へ」の記載もある点ではないかと思います。
「患者さんや患者の家族の方に知っておいて頂きたい副作用の概要、初期症状、早期発見・早期対応のポイントをできるだけわかりやすい言葉で記載しています」と書かれています。
また、医療関係者用にも、早期発見と早期対応のポイント、副作用の概要、副作用の判別基準(判別方法)、判別が必要な疾患と判別方法、治療法、典型的症例、引用文献・参考資料などが書かれていて、とても重宝です。
金沢大学第三内科(血液内科・呼吸器内科)としては、以下の領域が特に関連があると思います。
血液 再生不良性貧血(汎血球減少症)、薬剤性貧血、出血傾向、無顆粒球症(顆粒球減少症、好中球減少症)、血小板減少症、血栓症(血栓塞栓症、塞栓症、梗塞)、播種性血管内凝固に関する記載があります。
呼吸器 間質性肺炎、非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作、急性肺損傷・急性呼吸窮迫症候群(急性呼吸促迫症候群)、肺水腫、胸膜炎・胸水貯留に関する記載があります。
【リンク】
研修医の広場(金沢大学第三内科) ← 当科での研修の様子をご覧いただけます。
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:00| 医学全般 | コメント(0)