金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2009年12月03日

血栓性素因の問診:臨床検査からみた血栓症(5)

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臨床検査からみた血栓症(インデックスページ)

 

【血栓性素因:問診のポイント】

既往歴では、以下が血栓性素因を疑う重要なポイントになります(血栓性素因の診断の流れ)。

・再発性
・抗凝固療法中にもかかわらず血栓症を反復
・習慣性胎児死亡
ワ ルファリン内服後の皮膚壊死
など


家族歴
では、以下の場合に先天性血栓性素因の可能性を強く疑います。

・家系内に若年性の血栓症の発症者がみられる場合

なお、抗リン脂質抗体症候群(APS)は全身 性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患に併発することが多い点にも留意します(ただし、基礎疾患が他に明らかでないAPSも多いです)。



発症の引き金となる他の危険因子

問診で他の危険因子の存在についても把握する必要があります。

・薬剤(特にホルモン補充療法や経口避妊薬)の使用
・妊娠
・外傷
・手術
・感染

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:02| 血栓性疾患 | コメント(0)

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