2010年02月04日
先天性凝固異常症とブログ(2):金沢大学血液・呼吸器内科
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3)依頼される先生方の病院の規模:
先にも述べましたが、大学病院から、市中病院、そして個人医院の先生と、多岐に渡ります。
個人医院の先生も気軽にアクセスできる。これもブログの魅力です。
4)相談・依頼内容:
一番多いのが確定診断を目的とした遺伝子解析ですが、相談内容は妊婦のPS低下症例への対応から、ワルファリンの使い方、遺伝子異常保因者の家族への対応、などなど。
容易に返答できるものから、それは私たちも教えてほしい(無症状の血栓性素因保因者小児のワルファリン使用の有無、開始時期など)というものまで様々です。
ご相談の回答をするようになって、私共にとっては常識であっても、多くの先生方にまだ周知されていない情報や、誤って解釈されている情報があることに気づきました。
学会や専門家が集まる研究会では,決して触れることができない、臨床現場の一面を実感する瞬間です。
そんな相談内容に遭遇した時は、血栓止血学が幅広く浸透していくことを希望しながら、誠心誠意回答させていただいています。
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(続く)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:24| その他 | コメント(0)