2010年02月05日
ブログと先天性凝固異常症(3):金沢大学血液・呼吸器内科
医学とブログ(目次):金沢大学血液・呼吸器内科
先天性凝固異常症とブログ(2):金沢大学血液・呼吸器内科 より続く
先天性血栓性素因 ←リンク
5)問題点:
ブログの気軽さからか、“遺伝子解析“という倫理的な側面を有する検査を安易にお考えの先生方も時にいらっしゃいます。
検査のご説明をいたしますとハードルの高さに気付かれ、それっきり返答されてこなくなることもあるのです(ちょっと淋しいのですが)。
最近は、ネット上で某化粧品メーカーが ”肥満遺伝子の解析“ なんていうのも気軽にやっており、私共の行っている遺伝子解析も、同様と考えられているのかも知れません。
やはり、倫理的指針もご理解いただき、面倒くさくても諸手続きを踏んで検査を依頼して頂ければと願っています。
6)まとめ:
ブログを通じて見えてくることは、先天性凝固異常症の患者さん達は、必ずしも大規模な病院の血液内科に通院しているわけではなく、多くの領域の先生方が大変なご苦労のもと、その治療にあたっているという事実です。
そしてそこから感じられるものは、主治医の先生方が一生懸命に患者さんや家族と向き合い、なんとかいい方向にもっていきたいという熱い思いです。
私共といたしましては、こういった先生方の熱き思いに応えるためにも、適切なアドバイスや情報を(ブログを通じて)提供できるよう努力していきたいと考えております。
今後さらに、よりよい医療を患者さん方に提供するために、多くの先生方がこのブログを活用されることを願ってやみません。
先天性血栓性素因 ←リンク
(続く)
【リンク】
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:47| その他 | コメント(0)