2011年05月20日
米国血液学会(学会便り)1:金沢大学血液内科
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報の中にある記事を、ブログ記事化したいと思います。
執筆時点から、時間が経過していますので、現状に合わない部分があるかも知れませんがお許しいただければと思います。
今回は、国際学会便りです。
「2009年米国血液学会」(1) by 高見昭良
2009年12月5日から8日にかけ、米国血液学会(ASH)がルイジアナ州ニューオリンズで開催されました。
ジャズ発祥の地であり、2005年カトリーナで街の8割が水没した場所でもあります。
当時ニューオリンズで開催予定だった米国血液学会が、急遽アトランタへ変更されたという経緯もあり、今回の学会を感慨深く見つめた人も多いと思います。
第三内科は、中尾・大竹教授はじめ総勢10名で参加しました。
日頃の研究成果を発表すると同時に、血液・腫瘍学に関する最先端の知見を余すことなく堪能してきました。
世界80か国以上から集まった臨床医・研究者と情報交換するだけでなく、日本からともに参加した研究者達と交流を深める良い機会です。
ASHは世界最大の血液学会ですが、参加者数が米国臨床腫瘍学会(ASCO)を超え、世界一のがん学会になったこともあります。
最近は参加者数が伸び悩んでいるものの、今年も2万人以上が参加しました(上図)。
ちなみにこの数は、日本で不足している医師数に相当します(厚労省2010年調査)
(続く)
【リンク】金沢大学血液内科・呼吸器内科関連
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:04| 血液内科