2011年09月02日
CBT問題(コアカリ):汎血球減少
CBT問題(コアカリ)を続けたいと思います。 今回は、汎血球減少に関する問題です。
D5 汎血球減少をきたすのはどれか。
A. 特発性血小板減少性紫斑病
B. 遺伝性球状赤血球症
C. 自己免疫性溶血性貧血
D. 鉄欠乏性貧血
E. 再生不良性貧血
(解説)
A. 特発性血小板減少症では、血小板数のみが低下します。
B. 遺伝性球状赤血球症では、溶血性貧血がみられます(関連問題:脾摘術)。
C. 自己免疫性溶血性貧血では、溶血性貧血がみられます。
D. 鉄欠乏性貧血では、小球性低色素性貧血となります。
E. 再生不良性貧血(参考:再生不良性貧血とPNH型血球)では、汎血球減少をきたします。
(汎血球減少をきたす疾患)
再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、巨赤芽球性貧血、多発性骨髄腫、癌の骨髄転移、薬物による骨髄抑制、血球貪食症候群、肝硬変などがあります。
(正答) E
【リンク】
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:32| 医師国家試験・専門医試験対策