2011年10月24日
重篤副作用の診断:輸血の副作用とその対策(2)
副作用頻度:輸血の副作用とその対策(1)より続く。
<重篤な輸血副作用と診断>
検査項目(参照)
(A)Hb 2 g/dL以上低下、LDH 1.5倍以上上昇、Hp値低下、間接Bil1.5倍以上上昇、直接グロブリン試験陽性、交差適合試験陽性
(B)血液培養陽性
※ 診断基準に準拠
TRALI:transfusion-related acute lung injury(輸血関連急性肺障害)
TACO:transfusion-associated circulatory overload(輸血関連循環過負荷)
GVHD:graft-versus-host disease(移植片対宿主病)
PTP:post-transfusion purpura(輸血後紫斑)
藤井靖彦(研究代表者): 輸血副作用対応ガイド. 日本輸血・細胞治療学会輸血療法委員会, 2011
(続く) 溶血性副作用:輸血の副作用とその対策(3)へ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:52| 輸血学