2011年11月21日
咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群11
維持療法:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群10 より続く。
咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群(11)
既述しましたように、現状では遷延性・慢性咳嗽の原因疾患の診断は、治療的に診断するに留まっています。
治療効果を判定する際には、自然軽快とプラセボ効果の問題が残り、さらにそれぞれの原因疾患が重症・難治性の場合には診断困難となる問題があります。
したがって将来的には、それぞれの原因疾患の病態に基づく「病態的診断」の開発と普及が望まれます。
また、現在使用可能な薬剤の効力および即効性は十分とはいえません。
それぞれの原因疾患の咳嗽発生機序のさらなる解明と、より有効な治療薬の開発が待たれます。
治療効果を判定する際には、自然軽快とプラセボ効果の問題が残り、さらにそれぞれの原因疾患が重症・難治性の場合には診断困難となる問題があります。
したがって将来的には、それぞれの原因疾患の病態に基づく「病態的診断」の開発と普及が望まれます。
また、現在使用可能な薬剤の効力および即効性は十分とはいえません。
それぞれの原因疾患の咳嗽発生機序のさらなる解明と、より有効な治療薬の開発が待たれます。
(続く)インデックス:咳喘息・アトピー咳嗽・副鼻腔気管支症候群 へ
【関連記事】 咳嗽の診断と治療
1)ガイドライン
2)咳嗽の定義 & 性状
3)急性咳嗽
4)遷延性咳嗽 & 慢性咳嗽
5)咳嗽の発症機序
6)診断フローチャート
7)咳喘息
8)アトピー咳嗽 vs. 咳喘息
9)副鼻腔気管支症候群(SBS)
10) 胃食道逆流症(GERD)
11)慢性咳嗽&ガイドライン
【リンク】
金沢大学 血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学 血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:26| 咳嗽ガイドライン