2012年05月21日
新規経口抗凝固薬(8): エドキサバン(リクシアナ)とPT-INR
新規経口抗凝固薬(7): イグザレルト(リバーロキサバン)とPT-INR より続く。
参考記事:PT-INR、ダビガトラン、プラザキサ、ワーファリン、リバーロキサバン、アピキサバン、深部静脈血栓症
新規経口抗凝固薬のうち、 ダビガトラン(商品名:プラザキサ)はAPTTの延長の方が、リバーロキサバン(商品名:イグザレルト)はPTの延長(PT-INRの上昇)の方が目立つ点につきましては、既に記事にさせていただきました。
そして、プラザキサ、イグザレルトともに、用いる試薬によって、同じ検体であっても成績が大きく変わります。
このことは、エドキサバン(リクシアナ)<この記事アップ時点では、リクシアナは下肢整形外科術後の静脈血栓塞栓症発症予防として保険適応のある薬剤です>につきましても同様です。
上図のように、PT-INRのデータが、用いる試薬によって大きく変わってしまいます。
不思議ですね。
INRが高くでる試薬と、INRが低く出る試薬とでは、どちらの方が臨床の状況(リクシアナのコントロール具合)をより誠実に反映しているのでしょうか?
(続く)新規経口抗凝固薬(9): リバーロキサバンとプロトロンビン時間 へ
そして、プラザキサ、イグザレルトともに、用いる試薬によって、同じ検体であっても成績が大きく変わります。
このことは、エドキサバン(リクシアナ)<この記事アップ時点では、リクシアナは下肢整形外科術後の静脈血栓塞栓症発症予防として保険適応のある薬剤です>につきましても同様です。
上図のように、PT-INRのデータが、用いる試薬によって大きく変わってしまいます。
不思議ですね。
INRが高くでる試薬と、INRが低く出る試薬とでは、どちらの方が臨床の状況(リクシアナのコントロール具合)をより誠実に反映しているのでしょうか?
(続く)新規経口抗凝固薬(9): リバーロキサバンとプロトロンビン時間 へ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:16| 抗凝固療法