2012年06月01日
新規経口抗凝固薬(13): プラザキサとAPTT
新規経口抗凝固薬(12): プラザキサとフィブリノゲンより続く。
参考記事:PT-INR、ダビガトラン、プラザキサ、ワーファリン、リバーロキサバン、アピキサバン、深部静脈血栓症
上図は、心房細動でご高名な山下武志先生のところからの論文より引用させていただきました。
入院患者で、プラザキサ薬物血中濃度のピークとトラフでAPTTが測定されました(参考:PT-INR)。
常用量でも、少ない用量でも、APTT(秒)の分布が幅広いことが分かります。
特に少ない容量の場合に、APTTの分布幅が大きくなるようです。
種々の事情があって少量が用いられているためかも知れません。
それにしても、ピークであってもトラフであってもこんなにもAPTT幅(個人差)が大きいということは、プラザキサは必ずモニタリングが必要だということを示しているのではないでしょうか。
血友病でのAPTT延長に匹敵するくらいの延長がみられる症例もあるようです。
入院患者で、プラザキサ薬物血中濃度のピークとトラフでAPTTが測定されました(参考:PT-INR)。
常用量でも、少ない用量でも、APTT(秒)の分布が幅広いことが分かります。
特に少ない容量の場合に、APTTの分布幅が大きくなるようです。
種々の事情があって少量が用いられているためかも知れません。
それにしても、ピークであってもトラフであってもこんなにもAPTT幅(個人差)が大きいということは、プラザキサは必ずモニタリングが必要だということを示しているのではないでしょうか。
血友病でのAPTT延長に匹敵するくらいの延長がみられる症例もあるようです。
(続く)新規経口抗凝固薬(14): プラザキサ(ダビガトラン)とAPTT へ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:42| 抗凝固療法