南砺市民病院の紹介(1):金沢大学第三内科関連病院
金沢大学第三内科が大変にお世話になっている「南砺市民病院」の紹介です。
当科大先輩の南砺市民病院院長の南眞司先生から原稿をいただきました。
これは、金沢大学第三内科同門会報の原稿ですが、ご了承をいただきましたので、ブログ記事でもアップさせていただきます。
南砺市民病院の紹介(1)
当院は昭和28年3月、旧井波町の地に5診療科・病床数32床で「井波厚生病院」として設立されました。
その後、医師不足等から病院経営が困窮し、破滅寸前の状態まで追い込まれましたが、町や先輩諸氏の努力で改善が見られ、昭和45年現在地に6診療科・病床数50床で新築移転しました。
その後地域ニーズに対応し、昭和50年に80床、昭和56年に120床、平成4年に180床への増改築を行い、名称も「公立井波総合病院」としました。平成16年11月、4町4村合併で南砺市となり「南砺市民病院」と改称し今日に至っています。
南砺市は、平成24年度人口約55000名、高齢化率約31.5%と過疎化と超高齢化が顕著です。
このような状況下で、国保直診施設の当院は、設置目的の「地域包括医療・ケア」構築を目指し、保健活動から救急・急性期医療は勿論、在宅・終末期医療等の包括医療と共に、介護・福祉等と連携し地域包括ケア活動も行なっています。
21診療科、7:1看護体制、急性期144床・回復期リハビリ病棟36床の合計180床で、年間入院患者は約2500名、平均在院日数は16日前後です。
救急は24時間対応し、救急車搬送は年間約900台です。
医療機器は平成19年に64列CT等積極的に導入し、電子カルテも平成14年に運用開始しました。
地域連携として、平成21年度に南砺市立2病院4診療所で統一電子カルテを導入し、平成25年度に砺波広域圏の2次救急病院間で画像や電子カルテの連携も構築されます。
(続く)南砺 市民病院の紹介(2):金沢大学第三内科関連病院 へ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:52| その他