金沢大学第三内科同門会:独立行政法人国立病院機構七尾病院(1)
金沢大学第三内科同門会から、病院紹介の記事をアップさせていただきます。
今回は、独立行政法人国立病院機構 七尾病院の紹介です。
独立行政法人 国立病院機構 七尾病院(1)
病院長 藤村政樹(昭和54年度入局)
<七尾湾に架かる能登島大橋と和倉温泉街が絶妙に調和した絶景>
金大附属小、中、高等学校、金大医学部、金大大学院、金大教官と長〜く金大にお世話になりましたが、この3月にやっと金大を卒業して七尾病院に病院長として赴任いたしました。
七尾病院は、能登半島中央の七尾湾沿岸部に位置し、七尾市街地より北西約4kmの県道1号線沿いの海抜35mの高台にあります。
周囲は四季折々の緑と花に囲まれ、野鳥のさえずりが絶えず、眼下に広がる七尾湾からは和倉温泉を結ぶ能登島大橋と、遠くにツインブリッジが一望できる風光明媚で空気清澄な長期療養に適した環境にあります。
当院の沿革の概略を紹介します。
昭和20年1月に日本医療団松百(まっとう)園として創設されました。
昭和22年4月に厚生省に移管し、国立療養所松百園、昭和27年4月に国立七尾療養所、昭和50年4月に国立療養所七尾病院と変遷しました。
平成16年4月に独立行政法人国立病院機構七尾病院に移行し、若松病院が医王病院に合併吸収されたため、石川県における結核診療の拠点病院として位置づけられました。
平成21年11月に新病棟が完成し、見栄えも綺麗な病院となりました。
また、平成22年11月には電子カルテも導入されました。
現在の病院の規模は、医療法病床数は総数240床(実稼働210床)で、内訳は結核50床(内30床は休床中)、一般190床(一般144床、重症心身障害児(者)46床)を常勤医8名で運営しています。
常勤医8名(医療法上の標準定数は13名)は、国立病院機構144病院の中で、下から2〜3番目と情けない状況下にありますが、各々の常勤医の踏ん張りによって経営は順調に推移しています。
(続く)金沢大学第三内科同門会:独立行政法人国立病院機構七尾病院(2) へ
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:20| その他