金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2013年08月17日

血液内科学系統講義試験:貧血、MCV、LDH

平成25年度血液内科学系統講義試験<細胞移植学(血液内科)> 


58歳の女性。

生来健康であったが、2年ぶりに受けた2012年11月の検診で初めて貧血を指摘された。

二次検査のため近医を受診したところ、貧血に加えてLDHが高値であったため血液内科受診を勧められた。

多忙であったため放置していたが、2013年4月、時間に余裕ができたため血液内科を受診した。

血液検査では白血球数2900/μl、 赤血球数184万/μl、ヘモグロビン7.9 g/dl、ヘマトクリット22.9%、血小板数5.5万/μl、LDH 1160 IU/Lであった。

既往歴に特記すべきことはなく、偏食や飲酒の習慣はない。

1)MCV(四捨五入)値を冪数(10X)表示の単位をつけて記載せよ。

2)次に行うべき検査は何か?




(解答)
1)124x10-15L

2)ビタミンB12測定

 

<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:29| 医師国家試験・専門医試験対策