金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2013年08月20日

抗リン脂質抗体症候群(APS)の妊娠管理(2)流産の機序

抗リン脂質抗体症候群(APS)の妊娠管理(1)はじめにより続く。


抗リン脂質抗体症候群(APS)の妊娠管理(2)流産の機序

胎盤
Nat Rev Rheumatol.  2011;7(6): 330-9より改変

 


流死産の機序

抗リン脂質抗体症候群(Antiphospholipid syndrome;APS)における抗リン脂質抗体(aPL)による流死産発症機序は未だ不明な点も多いですが、現時点では、1)絨毛細胞に対する直接作用と、2)子宮胎盤循環における血栓形成作用が推定されています。

上図は、Nat Rev Rheumatol.  2011;7(6): 330-9より引用、改変しています。

(続く)抗リン脂質抗体症候群(APS)の妊娠管理(3)診断

 

<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34| 血栓性疾患