2014年07月19日
血液内科学系統講義試験:出血&血栓
平成26年度血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)
平成26年7月22日 (火)試験時間 16時30分〜17時30分(60分間)
問題紹介と正答をアップさせていただきます。
問13.下記の疾患のうち出血、血栓の両者がみられる疾患・病態はどれか。1つ選べ。
a. オスラー病
b. 高PAI血症
c. 高Lp(a)血症
d. Bernard-Soulier症候群
e. 異常フィブリノゲン血症
(解説)
a. 遺伝性出血性毛細血管拡張症とも言います。鼻出血がみられるために、von Willebrand病と誤診されることがあります。
b. PAIは線溶抑制因子です。血栓傾向になります。
c. 動脈血栓症、静脈血栓症の危険因子です。
d. 先天性の出血性素因です。巨大血小板がみられるのが大変有名です。
e. フィブリノゲンの活性が低下するために出血傾向になりますが、できた血栓が溶解しにくく血栓傾向にもなります。
a. オスラー病
b. 高PAI血症
c. 高Lp(a)血症
d. Bernard-Soulier症候群
e. 異常フィブリノゲン血症
(解説)
a. 遺伝性出血性毛細血管拡張症とも言います。鼻出血がみられるために、von Willebrand病と誤診されることがあります。
b. PAIは線溶抑制因子です。血栓傾向になります。
c. 動脈血栓症、静脈血栓症の危険因子です。
d. 先天性の出血性素因です。巨大血小板がみられるのが大変有名です。
e. フィブリノゲンの活性が低下するために出血傾向になりますが、できた血栓が溶解しにくく血栓傾向にもなります。
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
血液凝固検査入門(図解シリーズ)へ
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
金沢大学血液内科・呼吸器内科HPへ
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:11| 医師国家試験・専門医試験対策