血液内科学系統講義試験:血液凝固検査
平成26年度血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)
平成26年7月22日 (火)試験時間 16時30分〜17時30分(60分間)
問12.下記の疾患または病態のうち、検査所見の記載が正しいのはどれか。1つ選べ。
疾患/病態
出血時間
PT
APTT
Fbg
HPT
a
アスピリン内服
延長
正常
延長
正常
正常
b
ビタミンK欠乏症
正常
延長
延長
正常
正常
c
先天性第XII因子欠損症
正常
正常
延長
正常
正常
d
von Willebrand病
正常
正常
延長
正常
正常
e
ワルファリン内服
正常
延長
延長
正常
正常
APTT:活性化部分トロンボプラスチン時間
Fbg:フィブリノゲン
HPT:ヘパプラスチンテスト
(解説)
a アスピリン内服してもAPTTは正常です。
b ビタミンK欠乏症では、HPTは低下します。
c 正しいです。
d von Willebrand病では出血時間が延長します。
e ワルファリン内服では、HPTは低下します。
(正答)c
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
金沢大学血液内科・呼吸器内科HPへ
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログへ
研修医・入局者募集へ
参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:10| 医師国家試験・専門医試験対策