2014年09月13日
血液内科学卒業試験:血栓止血の臨床
平成26年度 血液内科学卒業試験(BSL評価試験)
平成26年9月9日(火)(60分間)
血栓止血の臨床に関する記載として正しいのはどれか。1つ選べ。
a. ビタミンCを内服すると、出血時間が短縮する。
b. ダビガトラン(プラザキサ)を内服すると、血中FDPが上昇する。
c. 上腸管膜静脈血栓症の抗血栓療法としては、アスピリンが第一選択である。
d. ワルファリンを内服すると、血中アンチトロンビン活性が低下する。
e. 深部静脈血栓症の再発予防を目的とした抗血栓療法としては、ワルファリンが第一選択である。
(解説)
a. ビタミンCを内服しても、出血時間に影響を与えません。
b. ダビガトラン(プラザキサ)を内服しても、血中FDPに影響を与えません。
c. 上腸管膜静脈血栓症の抗血栓療法としては、アスピリンのような抗血小板薬ではなく、抗凝固薬が第一選択です。
d. ワルファリンを内服しても、血中アンチトロンビン活性に影響を与えません。PC&PS活性は、ワルファリンで低下しますが。
e. 深部静脈血栓症の再発予防を目的とした抗血栓療法としては、ワルファリンが第一選択です。
(正答)
e
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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