2015年02月18日
一勤務医として医局への貢献を考えてみる(3)臨床から研究へ
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報の原稿からです。
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「一勤務医として医局への貢献を考えてみる」(3)臨床から研究へ
次に、当院に派遣される卒後3年目から10年目ぐらいの若い3内の先生方が、当院でよい経験ができたと感じてくれることが、貢献につながるのではないかと思います。
当院のような一般病院に勤務する重要な目的の一つは、臨床の経験を積むことだと思います。
当科では年間120例ほどの新患の血液疾患患者が入院します。
当院で2年ほど臨床経験を積めば、血液専門医を取得するために必要なほとんどの血液疾患とその治療法を経験することが可能です。
多くの血液疾患を経験することはもちろん大事なことですが、さらに駆け出しの血液内科医として研究へのモチベーションが高まり、当院に在籍したことがその後の研究生活に少しでもプラスにつながれば、医局への貢献の一つになるのではないかと思います。
そういう思いで、研究活動に入る前の若い先生が国際学会へ参加が可能なように当科の研究研修費(主に治験から得られる費用)を充てることにしました。
当院でのデータを発表してもらえるなら勿論いいのですが、参加することで世界的な研究から刺激を受け、医学研究に対する興味が向上すればよいと思います。
2013年の米国血液学会には井美先生に参加してもらいました。
一度の海外出張で当科の研究研修費の大半を使用することになりますので、毎年とはなかなかいかないかもしれませんが、研究研修費が続く限りこの企画を継続したいと思っています。
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:05| その他