一勤務医として医局への貢献を考えてみる(4)卒後10年以上
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報の原稿からです。
一勤務医として医局への貢献を考えてみる(インデックス)へ
「一勤務医として医局への貢献を考えてみる」(4)卒後10年以上の中堅
最後に、卒後10年以上の中堅の医局員が専門医として活躍できるようにすることが、地味ではありますが医局への貢献になるのではないかと思います。
最近はなにかと初期研修医に対する教育や処遇に話題が集中している感があります。
しかし卒後10年以上20年まで年代の医師こそが、我が国の医療を支えている中心的な存在でありますし、医局においても最も活躍している年代の人たちです。
また初期研修医を直接指導する立場にあるのもこの年代層の人たちだと思います。
初期研修医から見れば、身近な目標であり、自分たちの将来像として映る存在であろうと思います。
したがって、この年代層の人たちが研修医の目にいかに映っているかは非常に重要なことです。
生き生きと輝いていると映れば、入局を考えてくれる研修医が現れるでしょう。
そうではないと映れば、その医局は敬遠されるのではないかと思います。
医局員が活躍することは同門会にとってもいいことだと思います。
この年代の人たちは、実は大学にはそれほど多くは所属していません。
当院のような一般病院に勤務しているのです。
したがって、この年代の人たちが活躍できるようにするというのは医局の役目というよりは、我々のような立場にいる者の役目なのです。
一勤務医として医局への貢献を考えてみる(インデックス)へ
<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
金沢大学血液内科・呼吸器内科HPへ
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログへ
研修医・入局者募集へ
参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:11| その他