2015年03月02日
金沢大学第三内科/血液・移植グループ(8)
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報の原稿からです。
今回は研究室紹介です。
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「血液・移植グループ」(8)
<丸山佳奈>
免疫抑制療法が奏功する再生不良性貧血でしばしばGPIアンカー膜蛋白を欠失したPNH型血球が検出されますが、正常造血幹細胞による造血が抑制されている中で何故PIGA遺伝子変異造血幹細胞が造血を支持できるのかということを調べています。
CD109はGPI膜蛋白で、抑制性シグナルを持つTGF-βのco-receptorとして知られています。
PIGA遺伝子変異幹細胞がCD109を欠失していることによって抑制性シグナルから逃れ、造血方向に優位に働くのでは無いかと考えています。
現在、cell line(Wild type, PNH type, CD109ノックダウンtype)、CD109ノックアウトマウスを用いて検証中です。
最後になりますが、来年度は中尾教授が会長として第77回日本血液学会学術集会 ’ Learning human biology from patients.’ が金沢で開催されます(10月16〜18日、石川県立音楽堂)。
次号では学術集会の様子をお伝え出来ると思いますが、今後とも尚一層のご支援のほどよろしくお願いいたします。
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<リンク>推薦書籍「臨床に直結する血栓止血学」
血液凝固検査入門(図解シリーズ)へ
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)へ
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参考:血栓止血の臨床(日本血栓止血学会HPへ)
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:38| 血液内科