金沢大学呼吸器グループ研究室紹介(1)
金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会原稿(平成26年度)からです。
「呼吸器グループ研究室紹介」(1) by 笠原寿郎
平成25年はアベノミクスが流行語大賞に選ばれましたが、これからの呼吸器グループでは3本の矢をモットーに診療・研究・教育に当たっていきたいと思っています。
私(笠原)が引き続きチーフを務めさせていただきますが、大学のスタッフに変更がありました。
IPグループのリーダーとしてスタッフを勤めてきた早稲田優子助教がご主人の留学にともなって、一旦退職してウィーン医科大学に1年間の予定で勉強に行きました。
今年度(平成26年度原稿時点)は、阿保未来先生(平成5年金沢大卒)が助教に採用されました。阿保先生は出産、育児の傍ら、研鑽を詰まれてきており、病棟でも大活躍、外来でも気道疾患症例を中心に多くの患者の診療に当たっています。阿保先生に加えて木村英晴先生(助教)、曽根崇先生(特任准教授)、原丈介先生(助教)と私の5名のスタッフを中心に呼吸器グループの運営、研究、教育、診療にあたることとなりました。
新入医局員は4名、加瀬一政先生先生(平成24年富山大学卒)、谷村航太先生(平成25年金沢大学卒)、網野喜彬先生(平成25年金沢大学卒)、小川先生尚彦(平成25年金沢大学卒)です。
加瀬先生は南砺市民病院で2年間の初期研修後、当研究室に入局、大学で後期研修を始めました。
谷村先生、網野先生、小川先生は現在初期研修中(谷村先生、小川先生は石川県立中央病院で、網野先生は福井県済生会病院)です。
来年度(註:平成26年度原稿時点)は大学に戻って活躍してくれることを期待しています。
米田太郎先生、渡辺知志先生、西川晋吾先生には診療をしながら学位研究をしてもらい、高戸葉月先生には外来を中心に診療してもらっています。
酒井珠美先生、木場隼人先生が帰学し、病棟担当医として活躍してくれています。
今年は病棟医長が木村先生であることも影響してか在院日数も下がり入れ替わりの激しい病棟で精力的に働いています。
重症症例が多く、さらに治験も数ある状況で本当に感謝しているところです。
総勢で13名、多くはありませんが、時に楽しく、時に厳しく、忙しい日々を送っています。
肺癌グループ、間質性肺疾患グループ、気道疾患グループと表現型は分かれていますし、それぞれの個性を発揮して活動していますが、もとは呼吸器内科ですし、診療、研究の手法もかなり似通ってきています。
これらを統一して限られたマンパワー、時間、研究費を共有していきたいと考えています。
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:00| 呼吸器内科